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うつしみ  作者: 丘海 山場
第二部 儀式の前に 
36/36

31Ω いつもは忘れ物を気にしない人って実際忘れたら確認するようになるんだろうか?

記号使って見ました。へけっ!

「っくそー、、てか嫁入りだのなんだの知らねぇけどあの野郎ずっと俺たちを見下ろしてきやがる。アタイ許せへん!!」

 まだ犬の方が優秀なのではないか?と思う程にこの男の手出し(恋愛以外)は早い。勿論先手必勝


『ちょ!?』

本当に意味の分からない行動ばかりで様子を見るという言葉を知らない命に驚きつつも思考する


 女の子に当てるわけにもいかないし、下の建物壊す?いや帰って邪魔になる選択だ。そうなると攻撃による援護をするのは難しいかもしれない。となると―――


 巨体が大きく跳ね、着地する。それによって地面が揺れる。建物が倒壊しない程度ではあるが周りからぎしぎしと不快な音が聞こえ、体で揺れをしっかりと感じる大きさ。空中にいる命は気がつかないであろうが狐男は気が付くであろう


 その瞬間、本当に一瞬ではあるが狐男の視線が琥珀へと向く。だがこの一瞬にも男は迫る。


「狐のくせに視野角狭いんじゃねーの!!」

そして拳を顔面に叩きつける

                         ―――はずだった


『「コイツまじかッ!」』

 実際に声には出ていないが二人のこの時の思いはこれ一つだろう


 あろうことかその男は少女を盾にしていた

命があっけにとられているとすかさず狐男の反撃をもらう

「ぶべっ」

 向かいの家の壁まで大きく吹き飛ぶ


『ちょっと大丈夫!?』

「問題はなし、それよりもこれまずくね?」

琥珀の方へ一瞬視線をやる。琥珀も気が付き答える

『約束を守ること』

命がうなずき、低めの体制をとる

「縛りプレイは趣味じゃないんだけどなぁ」

再び顔面を狙うため走り出す


『いや、約束してなくても女性は殴んないでね!?』

軽口を叩きつつもしっかり行動する。琥珀は今度は先程捨てたはずの選択である下の建物の破壊へと作戦を変える。そして次の一手の為に再び脳を働かせる


何とかしてあの二人を離せばさっきの感じいけるはず。約束の為にもこれが最善の、自分にできるサポート。、、、()()()()()()()()()()()何故―――


「へい、大将!平たいの一丁!」

琥珀の思考は命の大きな声に中断される


今考えてる余裕はない、たぶん気のせいだろう。とにかく目の前のことを、、ん、全部?それって全員に当たるんじゃ?てか大将って?

、、、、まぁいいか

ここまで約二秒


『当たんないように避けて!』

「おっけそう言う感じね。結構死にそうかも!!」

屋根からギリギリのタイミングで先程の琥珀の攻撃で出来た溝に飛び込む。段々と地面が治ってきているせいで最初よりは浅いが避けるには十分な深さだった。


命が体を起こすとまさに職人技と言いたくなるような見晴らしのよさに感動を覚える。命は二段階目の準備のため袋からあるものを取り出す。


「よくやった!次はオレに任せてくれ。ということでオレお馴染みの困った時はこれ!煙幕~!」

 一瞬背後に青い何かが見えたような気がしたが気のせいだろう。

命は十数個地面へと落とす


これだけ破壊すればダンジョンの修復機能によって全部治るまで多く見積もって10分ってところか。ふっ、全然足らないze!しゃーなし力を借りるか

命は強く念じる。

長時間念じる必要はなくすぐさま繋がる


『アヤメ、今から相手をオレの感知範囲内(煙幕の中)に入れるから正確な位置換算を頼んだ。オレは他のことに集中すっから。』

『、、、、プリンにホイップクリーム』

『もちろん!何ならさくらんぼもつけてやんよ!』

すぐさま煙幕内での反応が分かるようになる。仕事が早い奴はいつの時代も居てくれると助かるものである


命は二つの反応が同じ場所ある場所へと近づき、その方向へ煙幕を投げると予想通り煙幕が破壊される

「ご丁寧に割ってくれてありがとサン!準備その2完了だ―――


先程まで煙幕の中にいたはずの琥珀は外に出ていた。何があったのかと命の魔力の方を見る。そこには―――

『はは、これはなんとも撮りごたえがあるね、、、、』

琥珀の巨体を超える大きさのまるで黒い竜巻のような命の煙幕の渦がけたたましい音を立てていた


「魔力燃費無視のオレだからできる力技。脱出できるんなら抜け出してみな。」

 これでアイツらを中心として移動し続ける竜巻の完成だ。制御もアマメに任せてるからオレは魔力供給だけで済む。まぁその代わり発動中に他のことに魔力使えねぇけど―――


「まぁこのナイフさえありゃ、、、ありゃ、、、あれ?」

命はいつも通りナイフを取り出そうとするが見当たらない。ガサゴソと急いで探すが見つからない。そしてあることを思い出す


「あ、コイツも修理に出してたの忘れてたァァァァ!!」

『『んーバカ』』

これには琥珀もアヤメもビックリ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


おまけという名の文字数稼ぎ


いつしか出てきた吸血鬼撃破の前例がなぜ倒せたのかについて


結論 吸血鬼の見栄と油断、あと撃破した一行の運


 倒せた理由は実は吸血鬼が核という弱点を移動できるという能力を持っているという初出しの情報に原因があります。命が戦った奴がちょっと特殊なだけで本来は核という武器&弱点を体内で爆速で移動させ戦います。なので本来は気が付くのとてつもなく難しいんですよね。倒した一行(ここから先ではA一行と呼ぶ)もなんとか弱点を探そうと頭を最初に攻撃しますが核を移動され避けられ、その他の場所も攻撃しますが避けられます。なのでもちろんA一行はボコボコにされます。しまいには今にも殺されそう!しかしここで吸血鬼の油断という名の舐めプが始まります。

「俺に最強の一撃入れることを許す」

 この一言を聞きにA一行は全員の力を合わせて命の最後のとどめの時のもののようなことをしようとします。ただし違うのは命よりも細いこと、そうすることによって命と同じような威力を発揮させつつスピードを上げました。この攻撃でA一行は吸血鬼の体を一撃で全部消し去ろうとしたのです。しかしここであまりの威力に手元が狂い攻撃がずれて膝辺りまでしか当たらない角度になってしまいます。しかしこれがA一行を救うことになります。


 理由はこの時の吸血鬼にあります。吸血鬼は勿論正面から受けるつもりでいると予想外の速さで攻撃が飛んできたことに驚きます。

 しかしこの攻撃が足までは届かないことに気が付き、核を移動させようとしますが本来胴体に置いておいてすぐ移動できるようにしておくはずの核を一番最初に攻撃されて以来攻撃されていない頭に移動させており、とてつもない速さと足までの距離のせいで移動が間に合うのか怪しいことに気が付きます。ここで吸血鬼は回避をするという選択肢を考えますが見栄を張るために立ちっぱなしで避けることに決めてしまいます。ここまで言えば結末が分かますね?そう、普通に間に合わなくて死にました。

 んーバカ。


ということでまとめると

「舐めプで最後に一撃を入れさせてあげようとしてたら予想の数倍早いスピードで上半身に飛んできて、しかも四肢ばっか狙ってくるから核を頭に移動させてて避けんのはダサいからなんとか足まで移動させようとしたら間に合わず死んでもうた。」

ってこと。

そろそろ話を一気に進めていきたいなぁ~って思ってます。頑張るんだぞ俺。

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