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虚構の世界に介入して登場人物を全員幸せにするまでの物語、パーフェクト・バージョン!  作者: 秋乃晃
13回目の偽アカシックレコードの世界=虚構の世界編
49/100

「Hope」


 おれは【疾走】の能力者の篠原幸雄!


 こっちは“テキトーにひっくり返して”たらぐちゃぐちゃになったたこ焼きのようなもの!




 難しいじゃねえか!




 なんであんなにくるくる丸くできるんだ?


 職人は目で見て盗む、なんて言うけど見てたのにわからん。




(ぼくがやってみよう。代わりたまえ)




 やだ!


 お前さ、「ぼくは何事もパーフェクトにこなさなければならない」みたいなこと言いつつ一発で成功させそうだし。


 劣等感で死にたくなるからな。




 次はうまくいきそうな気がする!


 ほんとほんと!


 これはガチ!




(負けず嫌いなポイントはぼくももう1人のぼくも変わらないようだ)




 トウキョーのたこ焼きとうまさが違うのは粉のブレンドとか?


 焼き立てだからとか?


 このソースにも何か秘密がありそうだな……。




(形が不恰好でも、ストマックに収めてしまえば同じ。


 ネクストを作る前に焼けたものを食べたまえ)




 姿形が異なっていてもおれもお前も篠原幸雄だしな。




 うーん、バカにしてる?


 バカにはしてない?


 どっち?


 他意ある?




(ぼくはきみのネガティブな思考回路や言葉に過敏なところも含めて好きだ。


もしきみがぼくの姿をしていなくとも、友となれただろう)




 おー?


 その仮定はどうかな?


 おれはお前の隣を歩きたくないよ。


 なんかの奇跡が起こっておれとお前が分離して、真の世界のおれと共存できるとしても。




 比較されそうじゃん。


 目を引くイケメンのお前と、ある意味で目を引くブサイクなおれと。




(他人の目ばかりを気にしていてどうする。


 唯一無二の自分を愛すべきだ)




 だーかーらー!


 それはお前の、その外見とこれまでの成功体験に裏打ちされた自信なわけ。


 見た目のカーストが上の人間が下の人間の気持ちなんてわからんよ。


 想像もできないっしょ?




(……オーケー、もう1人のぼく。


 きみが手に入れたこのパーフェクトなビジュアルを、きみがどう駆使していくのかを特等席で観戦させていただこう)




 もとよりそのつもりではある。


 おれも“ぼく”のプラス思考っていうか前向きな姿勢が好きだ。


 アカシックレコードを読み始めた時から好きだったけど、こうやってお話しできてさらに好きになった。


 しかもお前もおれのこと好きって言ってくれるなんて。




 隣を歩きたくないとは言った。


 でも友だちにはなりたい。


 仲良くなれるならなりたい。


 別世界の自分と友人関係って、なんか変かもしれないけどさ。







【Hope】


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