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11,花見
四月の終わり。近所の公園に花見に行くことにした。
「うん、予想通り全部散ってるね」
「あばば」
「花咲か爺さんでも居たら満開の桜が見えただろうけど、そんな魔法の灰なんてないから仕方ないね」
「あばば……。あーば、あば!」
「ん? どうかした?」
「あー……ばー……!」
「え、発光してるけど、もしかして宇宙人パワー使おうとしてる?」
「あばばばばー!」
「……うわお。見事な満開の桜が目の前にあるけど、もしかしなくてもシグの仕業だね」
「あーば、あばば!」
「そんなに桜が見たかったの? インターネットでいくらでも画像が見れたのに」
「あば、ば? ……あばば!」
「はいはい、よかったね。綺麗だなあ」
「あば!」
シグの宇宙人パワーは物を直すだけではないらしい。




