2ストーリー あらすじ2
今回は前の話とくっ付けるか迷って結局くっ付けなかったかなり短い話です
主人公の腹黒さがだんだん出てきてしまっているっっ!
※2回目ですが、誤字脱字と変換ミスの多い稚拙な言葉です。暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。
※次は学園サイドの話を書こうと思っています。まあ、攻略対象の話、みたいな。
結局、良さそうな考えが浮かばないまま、入学式が来てしまった。
おかげさまであたしの心には暗雲が…どころではなく雷が鳴りそうな状況だ。
ああ、胃が痛いよぉ。キリキリ。
しかも、よっぽど世界は残酷なのか、家の前にはやっぱりあの子が待っていたのだ。
変だな、あたし、あの子に家の住所教えてないはずなのに…。
時間が来て先に行ってくれるのを望みながら、そんなことを考えていたら、いよいよ遅刻しそうな時間が来ていた。
本当、あの子の執念太さには呆れるよ。はぁ。
ため息をつきながらドアを開けると、そこには満面の笑みの華恋ちゃんがいた。キラキラ光っていてまるで天使のようである。
「もーっ!遅いよー悠里ちゃんっ!
早く学校行こうよ!」
うう、家の前で、しかも道の真ん中で学校行こうよコールは本気でやめてほしいんだけどなぁ。
仕方がないので、顔中の表情筋を総動員して無理のある笑顔を作ってみる。
笑顔になってるといいんだけど。
はぁ、大体なんで家に来るかなぁ。
そうだよね?別に友達でもないし。
しかも、こんな子と入学式に行ったら一発で目立つよ。
あたしは地味〜に入学式を終えて、さっさと寮に引きこもりたかったのに。
少なくとも、寮の部屋は一人部屋を死守しなければ。
そんな事を考えていると、悩みの元凶の華恋ちゃんが腕をガシッと掴んできた。
「早くしないと本当に遅れちゃうよ?」
結局、あたしは引きずられる形で学校まで行く羽目になった。