第19話 女子高生は成人になりました!
第19話 女子高生は成人になりました!
「女子高生は大統領」本編
【十一】女子高生は成人になりました!を参照
この小説は改編2026版の割愛加筆再編集小説です。
三日月未来
康代は生徒会執務室に政府幹部を招集した。
『光夏、ホログラムディスプレイの調整は問題ありませんか』
「はい、大丈夫です」
『じゃあ、録画を始めてください』
「はい、どうぞ」
『大統領の徳田康代です。今日はみなさんに大事なお伝えがあります』
『皇国の成人年齢は時代と共に変わりました。これからの時代は、無税、全学費無償化の時代です』
『そして女子高生達の多くは国政に参加しています。そんな時代に相応しい成人年齢が必要になりました』
『成人年齢を変更します。これからの女子高生は成人です。16歳で輪番代議士になれる時代です』
『誰もが政治に参加できる時代です。徳田康代は成人年齢引き下げに署名します』
『女子高生成人時代が今から始まります。困ることあれば、親である国家が助けます』
『ーー 以上です』
収録を終えた康代は大統領補佐官の光夏を呼んだ。
録画をホログラムディスプレイに映し出した。
「大統領、収録は問題ありません」
『じゃあ、インターネットで配信しましょう』
『秀美、トラブル対応は任せますよ』
「大統領、心得ています」
秀美は生徒会室を出て別室から全国女子高生会議に報道内容を伝えた。
徳田大統領を支えている重要な組織が全国女子高生会議と徳田幕府だ。
一般的には全国生徒会と呼ばれていた。
⬜︎⬜︎⬜︎
神聖女学園校内食堂の井戸端会議は生徒たちの元気な声が溢れている。
世間で言う主婦の井戸端会議と大差はない。
「徳田大統領、凄いよね」
「古い政治を、バッサリ切り捨てたよね」
「そうそう、利権ドップリの老害もお払い箱」
「笑える、選挙廃止で選挙利権も無くなって良かった」
「デノミに税金リセット」
「通貨制度を根本的に変えるなんて、神さまか」
「神聖は元々無料だけどさーー 全ての学校も無償化対象になるんだって」
「お金が必要な世の中をバッサリ切り捨てか」
「まるで武士か」
「お金の縛りを消して、本当の必要が見えるんじゃない」
「そうよね、人間なんて物欲の固まりだし」
「無い無いの極限で見える物があるのかしら」
「16歳から成人だから昔みたいな」
「徳田幕府って、究極の民主主義かも知れないわ」
生徒たちのお喋りに着地点は見つからなかった。
⬜︎⬜︎⬜︎
神使セリエが生徒会室にもふもふな黒猫姿で現れた。
セリエからスキルを与えられた者だけに、セリエが見えセリエの声が聞こえた。
『セリエさま、ご機嫌よろしそうで何よりです』
「康代よ、順調かな改革はどうにゃ」
『はい、進んでいます』
「構造が変わることで白蟻が湧いて来るだろうにゃあ」
「だが、其方には、指一本触れさせはせぬにゃ」
「目には見えぬ最強の布陣じゃにゃ」
『セリエさま!ありがとうございます』
同席していた天女、織畑、前畑、豊下、明里も頷いた。
神使セリエは光になって消えた。
「天女も護るでござる」
一同は、くすくすと笑った。
「何か、おかしいでござるか」
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三日月未来




