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蘇生者
「死んでる?」
「……蘇生者は、痛みを感じない。刺し傷程度なら、致命傷でも一週間で治る」
「じゃあ――」
「気絶だな」
理由は、と視線を向けると、上司が淡々と告げた。
「……は?」
「痛みは感じないが、衝撃は別だ。元が死体なんだぞ。そもそも、動いている方が可笑しい」
「体温も心拍も無い。魂だけで、無理やり動いているようなものだ」
「……なるほど」
少し間が空く。
「通りで、俺達は眠らない訳だ」
「まぁ、期待はしてなかったが……情報も無しか」
「結局、死んでるしな」
「……なるほど。じゃあ」
「気絶の条件は?」
「痛覚が無いだけだ。仕組み自体は、人間と同じだ」
「ふむ……」
顎に手をやって、少し考える素振り。
「次から手加減、か?」
「……いや、気絶させずに捕らえるとか、無理だろ」
短く、結論。
「四肢を砕け」
「……雑だな」




