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私はねこになる!?  作者: 夢辺 流離
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姉の意地

 うん、なんかお久しぶりな気がする。

とは言え、最近の私の様子はと言えば特に変わったこともなかったのでしかたないのである。


 迷宮で見た、回復のアルルカナンを保険として覚えたいなーと思って実験したり、マーニ君の動きの不自然さについて考察したり、森の途中にある大木の虚を見つけて、もしかしてもしかして、この虚に体がぴったりと収まったら幸せかも!という妙な本能に囚われて実際に入ってみて

「ああ、し~あ~わ~せ~♪」

 なんてことをしていたり、エイファさんと期間をあけてから出合うと身の危険を感じる(絶賛モフられる)のでほどほど(3日くらい?)毎に定期的に顔を見せるようにしようとか考えたり鞄の中の食材を補充したりと結構動き回っていたようで、うん、まぁいつもどおりって感じです。


 正直ちょっと衝撃的だったのだ。

10歳ほどの子どもが、モンスターと戦ってるってのもまぁ女子高生だった自分の生活と比べて物思わずにいられない、というか。

回復する、という前提で多少の怪我を負うのはお構いなしって感じだったのもどうなのよと思うし。

そもそもだ!そんな幼い子に戦わせて養われてるのってどうなのよ。

家の手伝いとかをさせるのはともかく、まだ可愛がられてもいい年頃だろう。向こうでの平和ボケした世界とは違うとは言えあんまりじゃニャいかと思うのだ。

ニャんとかこのわがまま?ボデー(ねこの姿)でもお金を稼ぐ方法はないだろうか、と思うのだが。

いっそわが身を活かしてねこカフェとかいけるんじゃね!?と思ってはエイファさんにモフられまくったことを思い出しては両手で顔を覆って

お嫁にいけニャい~なんて悶えてることなど誰も知りようがない。

待てよ、温泉を一般公開してお金をとったらどうだろうか?

いいアイディアのように思えた。

でもあれだなー自然に湧き出たものとして共用の財産扱いされたりしそうだニャ。そもそもマーニ君を立てても言いようにあしらわれるのも目に見えてるし・・・。

せめて信頼できる大人の人、エイファさんとかとO・HA・NA・SHIできないとだめだよな。

よし、いっちょ行ってみますか!

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