第十四話
再投稿です。
二人の子供と少女が出入り口の存在しない不思議な部屋で過ごしてから一カ月。
この一ヶ月の間、館に変化は訪れなかった。時々、緑の聖女の部屋から何かを唱える声が聞こえる以外は変化なんてものはない。
お客様はぼちぼちと、時代がバラバラな服を着た者たちが時々、訪れていた。
誰も通らない廊下にある一つの部屋で...。
パラパラパラ
と、本をめくる音がする。その部屋の周りには誰もおらず、通りもしない。静かな場所だ。
その部屋は、窓から差し込む風に揺られ、本がパラパラとめくれている。窓から差し込む光の影には、一人の人物が映っていた。その部屋の壁に時計がある。その時計の時刻は、『872年**月**日**時**分**秒』
影に映っていた一人の人物は風に揺られ、パラパラと今もめくれている本を閉じると、ある一言を溢した。
「....。緑の聖女...か。彼女にピッタリの二つ名だ。そして、私の弟。未来の時間では仮面をつけてしまっているな。...私の生きる時間はこの872年。ラ・ファンが戦争をしている時間。離れる前に、何か言葉をかけてやるべきだったのか...。」
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誰かが、出入り口の存在しない不思議な部屋であるノートを読んでいる。
【**探索日記3】
12**年**月**日**時**分
私は、この日記を書くことを忘れたまま、時間をかけて見つけた物を解読した。
そこから読み取れたのは、この建物の名前は「々〆々〒々〆々〒€%°#」と言って、元々管理していたのが、ラ・ファンの王族だったらしいこと。
そして、872年から戦争が始まったこと。これを書いたのはその管理していたラ・ファンの王族だということ。
などだった。他にも色々と書いてあったが、まだ解読できていない部分が多い。また、解読を進めなければ...。




