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0.開店
そのお店は、海の見える坂の途中、静かな住宅街の一角にある。
優しい笑顔のマスターがやっている、バーともカフェともつかないところ。
お茶が美味しいという噂もあれば、カクテルが美味しいという評判もある。
珈琲が本格的だと話す人もいれば、裏メニューの焼きそばが美味しいと話すひともいる。
近隣の住人が訪れるのはもちろんのこと、全国津々浦々、『少し不思議』なひとたちも訪れる。
妖精とも妖怪とも神様とも言われる、『不思議』な存在たち。
これは、そんなマスターと常連さんたちとの会話、あるいはそのひとたちの日常を『垣間見』した備忘録である。




