第89話『義妹、ゼミ旅行を“国家使節団の遠征”として同行する』
(第八章:大学生編になってもサバイバルしてるんですけど…)
朝6時、大学前に集合。
バスの前で整列した学生たちの中に、ひときわ気合の入った者が一人――
咲良:「お兄ちゃん……この遠征が、学術・文化・外交の三領域にまたがる複合任務であること、理解してくれてるよね?」
悠真:「ただのフィールドワーク旅行な? バスツアーだよな?」
→ 実際の目的は「古都の歴史的建造物調査」および「現地資料館見学」
→ しかし義妹にとっては“魔力の眠る遺跡群の探索任務”である。
◇
■ バス車内――義妹のサバイバル旅路仕様
→ シートポケットには“緊急魔導具”と称したお菓子セット
→ ノート:『任務記録・西方遠征編』
→ タブレット:資料ではなく「土地伝承に関する魔法地図」
→ 咲良:「この路線、結界ラインをなぞってる……完全に狙ってるね」
悠真:「運転手さん、結界とか気にしてないと思うぞ……」
◇
■ 初日の訪問地:伏見稲荷→東福寺→宇治平等院
→ 義妹:「神域に近い場所では、波動が強くなるから注意して」
→ クラスメイト:「あれって演出? それとも本気の子?」
→ 澪:「どちらも正解よ。彼女は“信じることで世界を変える”タイプだから」
→ 悠真:「ナチュラルに詩的な解説すんな」
◇
■ 宿泊先:旅館「花うらら」
→ 畳の和室。布団が人数分並べられる瞬間――
→ 咲良:「これは……陣取り合戦の戦場になる……!」
→ 旅館スタッフ:「……? あ、はい。ご自由にどうぞ」
◇
■ 夜のイベント:“布団タワー”再び
→ 咲良・澪・柚月・茉央ら女子組 vs 悠真と男子メンバー
→ 咲良:「我らは“南陣”、風属性を主軸とする! 対する“炎の北陣”を迎え撃つ!」
→ 悠真:「もう少し旅館に迷惑かからないテンションでやろうな……」
→ 最終的に先生に見つかり、「静かにしなさいね」とやんわり注意されて終了。
→ 咲良:「この撤退もまた、“戦略的撤収”ってことだね……」
◇
■ 就寝前の小さな会話
→ 咲良、布団の中からぽつりと
咲良:「ねえ、お兄ちゃん……楽しいけどさ、
やっぱり“サバイバル”って、誰かと一緒にいるから楽しいんだよね」
→ 悠真:「おう。……俺も、お前が隣にいると退屈しないしな」
→ 咲良:「それ、保存! “兄の名言・遠征編その1”!」
悠真:「……まぁ、今日は寝かせてくれ」
(つづく)
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——
ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!
その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。
読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。
「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ、見逃さないようブックマークを!
皆さまの応援がある限り、次の物語はまだまだ紡がれていきます。




