第82話『義妹、ゼミ発表を“魔導演説会”と認識する』
(第八章:大学生編になってもサバイバルしてるんですけど…)
大学ゼミ教室、静寂の中。
スライド機材が点検され、各学生が準備を始める――
教授:「では次、咲良さん、どうぞ」
→ スッと立ち上がる義妹、マント(風に見えるカーディガン)を翻し、前へ
咲良(心の声):「この瞬間……世界に“私の知識”が放たれる!」
→ スライドのタイトル:
《古代儀式と現代都市伝承の交錯について 〜記録者の視点から〜》
→ フォントは魔導風、背景は淡い魔法陣模様
◇
■ 義妹のプレゼン内容(要約)
•学内の都市伝説(幽霊エレベーター、封鎖された階段など)を調査
•それらと古代の通過儀礼・迷信文化との類似性を検証
•“現代の神話構築”としての人間心理を論考
→ 内容は意外に学術的だが、語り口が完全にファンタジー演説
咲良:「かつて人々は“夜の闇”に恐れを見出し、記憶の中に物語を刻みました。
今、私たちが語る都市伝説とは、その残響なのです!」
→ 教授&学生「(なんか……妙に引き込まれるな……)」
◇
■ 義妹の魔導演出プレゼン
→ スライドには“魔法陣型フローチャート”
→ 論点整理図には“封印式の構造図”風レイアウト
→ 最後のページには「我が記録、ここに完結せり」と記載
→ 教授:「発表、ありがとうございました……えーと……“面白かった”です」
→ 学生拍手(まばら→じわじわ広がる)
◇
■ 九条 澪のコメントタイム
教授:「では、コメンテーターの九条さん、どうぞ」
→ 澪:「発表内容の考察、とてもユニークでした。
“記録者視点”という切り口で、文化の残像を抽出していたのが印象的です」
→ 咲良:「うわぁぁ! 澪さんに褒められた……!」
→ 澪:「ただし、**背景模様が魔法陣なのはやや過剰演出かと。**目に優しくありません」
→ 咲良:「すみませんでしたぁああっ!!」
→ 教授:「……あ、でも私はあれ、結構好きでした」
◇
■ 発表後の控室にて
→ 咲良、放心状態
咲良:「燃え尽きた……魔導力……全部放出した……」
→ 悠真(迎えに来てた):「いや、逆に教授が“もっと聞きたい”って言ってたぞ」
咲良:「えっ!? じゃあ……私、また“魔導演説”してもいいのかな……?」
悠真:「次はもう少し普通に頼むな」
咲良:「わかった……魔導陣の背景は……“半透明”にするね!」
悠真:「そういうことじゃないんだよ……」
(つづく)
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