第68話『義妹、家族旅行を“空飛ぶ列車の冒険譚”にする』
春休み後半。
ある日突然、父の一言が物語の扉を開いた。
父:「今年の春は、久しぶりに家族旅行でも行くか」
母:「旅館、予約しておいたわよ。温泉付きの和風旅館よ〜」
悠真:「ま、たまには家から離れるのも――」
咲良:「その列車、異世界に通じてるのでは?」
悠真:「ちょっと待て、どこの話聞いてた!?」
◇
■ 出発当日――
→ 義妹、完全探検仕様(マント・スーツケースに“魔導具”ステッカー)
→ 駅のホームを指差して叫ぶ
咲良:「あれが、“天空列車フライングノゾミ号”だね!」
悠真:「普通に“のぞみ”だよ、それ」
→ 車内でもテンションMAX
咲良:「ここは空中食堂車!賢者ランチが出るらしい!」
母:「ただの駅弁よ」
父:「助けて……」
◇
■ 目的地:古都・箱根の温泉旅館
→ 到着後、義妹が“旅館をRPGの村”と認定
⸻
・廊下 → ダンジョン通路
・部屋 → 休息拠点
・露天風呂 → 魔力回復泉
・布団 → リスポーン地点(※復活用)
⸻
→ 兄が浴衣姿でくつろいでると、突然襖が開いて
咲良:「お兄ちゃん、温泉クエストの最終フェイズ、行くよ!」
悠真:「もう……せめて風呂くらい普通に入らせてくれよ……!」
◇
■ 夜の宴会場――
→ 家族で豪華な食事
→ 咲良、さっそく“料理名を呪文風”に命名
・天ぷら → 「雷槍の天昇」
・刺身 → 「氷刃の生鮮魔獣」
・茶碗蒸し → 「時の封印卵」
→ 悠真:「ほんとによくもまあ、毎回全部ファンタジーにできるよな……」
◇
■ 就寝前――部屋の窓から夜空を眺めて
咲良:「なんかさ、旅っていいね。
いつもと違う景色でも、“家族”がいると、それが“世界”になる気がするんだ」
悠真:「……それっぽいけど、またどこかで物語に変換されてないか?」
咲良:「うん。“旅の章:兄と義妹と三日月の宿”ってタイトルにしとく」
悠真:「つけるな」
→ でもその夜は、兄も義妹もぐっすり眠った。
→ 久しぶりの旅は、やっぱり“ちょっと非日常”で、“とびきり楽しかった”。
(つづく)
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