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第68話『義妹、家族旅行を“空飛ぶ列車の冒険譚”にする』

 


春休み後半。

ある日突然、父の一言が物語の扉を開いた。


父:「今年の春は、久しぶりに家族旅行でも行くか」


母:「旅館、予約しておいたわよ。温泉付きの和風旅館よ〜」


悠真:「ま、たまには家から離れるのも――」


咲良:「その列車、異世界に通じてるのでは?」


悠真:「ちょっと待て、どこの話聞いてた!?」


 



 


■ 出発当日――


→ 義妹、完全探検仕様(マント・スーツケースに“魔導具”ステッカー)

→ 駅のホームを指差して叫ぶ


咲良:「あれが、“天空列車フライングノゾミ号”だね!」

悠真:「普通に“のぞみ”だよ、それ」


→ 車内でもテンションMAX


咲良:「ここは空中食堂車!賢者ランチが出るらしい!」

母:「ただの駅弁よ」

父:「助けて……」


 



 


■ 目的地:古都・箱根の温泉旅館


→ 到着後、義妹が“旅館をRPGの村”と認定



・廊下 → ダンジョン通路

・部屋 → 休息拠点

・露天風呂 → 魔力回復泉

・布団 → リスポーン地点(※復活用)



→ 兄が浴衣姿でくつろいでると、突然襖が開いて


咲良:「お兄ちゃん、温泉クエストの最終フェイズ、行くよ!」


悠真:「もう……せめて風呂くらい普通に入らせてくれよ……!」


 



 


■ 夜の宴会場――


→ 家族で豪華な食事

→ 咲良、さっそく“料理名を呪文風”に命名


・天ぷら → 「雷槍の天昇」

・刺身 → 「氷刃の生鮮魔獣」

・茶碗蒸し → 「時の封印卵」


→ 悠真:「ほんとによくもまあ、毎回全部ファンタジーにできるよな……」


 



 


■ 就寝前――部屋の窓から夜空を眺めて


咲良:「なんかさ、旅っていいね。

 いつもと違う景色でも、“家族”がいると、それが“世界”になる気がするんだ」


悠真:「……それっぽいけど、またどこかで物語に変換されてないか?」


咲良:「うん。“旅の章:兄と義妹と三日月の宿”ってタイトルにしとく」


悠真:「つけるな」


 


→ でもその夜は、兄も義妹もぐっすり眠った。

→ 久しぶりの旅は、やっぱり“ちょっと非日常”で、“とびきり楽しかった”。


 


(つづく)



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