第61話『義妹、家の中に“忍者村”を建てようとしている』
四月某日、春の訪れと共に――
咲良:「お兄ちゃん、重大発表!
今年の我が家のプロジェクトは――“忍者村建設”です!!」
悠真:「は?まだ春始まったばっかだぞ?てか、うち普通の一軒家だよな?」
咲良:「それが忍法、**“錯覚の術”**ってやつよ」
悠真:「いや、幻術とかじゃなくて、物理的にどうすんだよ……」
◇
咲良による“忍者村”構想概要(自作巻物付き)
⸻
・リビング → 本陣
・キッチン → 飯炊き衆の調理場
・風呂場 → 湯治所(温泉)
・廊下 → 修行場(トラップ多数)
・自室 → 忍者屋敷(仕掛けあり)
⸻
→ さらに新制度:「忍者階級制度」導入
→ 悠真は“下忍”からスタート。最高位は“兄影”とのこと。
悠真:「絶対、最初から“上忍”にしないあたり恨みあるよな」
咲良:「これまで巻き込まれ拒否した回数が累積されてます」
悠真:「やっぱりだ!!」
◇
■ 修行その1:「忍法・押し入れ隠れ身の術」
→ 押し入れの奥で30分潜伏し、母の掃除を回避できればクリア
→ 兄、見つかって失敗:「あら?悠真、何してるの?」
■ 修行その2:「手裏剣(紙)投げ競技」
→ 的に新聞を貼り、紙手裏剣で命中させる
→ 咲良、百発百中
→ 悠真:「やっぱお前、そっち系の才能あるんじゃ……?」
■ 修行その3:「兄vs忍獣(義妹)最終決戦」
→ 最後は夜の廊下に設置された“影走りトラップ”
→ 義妹が黒マントで宙返りしながら突進
悠真:「うおおおおお!?廊下でアクション映画やるな!!」
→ 結果、2人して滑って転ぶ
◇
■ 就寝前――
咲良:「ふふ……“忍者村計画”、大成功だね」
悠真:「どこがだよ。廊下は片付いてないし、母さんに怒られるぞ」
咲良:「でも楽しかったでしょ?」
悠真:「……まあ、な」
→ 義妹、にこっと笑って
「高校三年生になっても、私はずっと“義妹”で、
お兄ちゃんを巻き込む“忍者”なんだからね」
悠真:「……はぁ、俺の未来に安息はねぇな」
→ でもその顔は、少しだけ、笑っていた。
(つづく)
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