お爺ちゃんなのか...?(サラ視点)
21本目!
もうすぐテスト憂鬱なこの頃...
前回のあらすじ
・少女チックなお部屋をもらいました!
・ライオンさんと戯れた。
・フー爺優しそうなお爺ちゃん
・魔道回路246本だってさ
・絵本を読んでもらってポンポンされたら...zzz
感想もらえるとうっれしいです!!
最近、朝に楽しみができた。
それは...
そう!リゼちゃんの寝顔を見てほっぺツンツンしたりすることだ!
すごいんだよ!リゼちゃんのほっぺすっごいプニプニなの!それで何回も触ってるとくすぐったいのか私の指を掴んでくるの!
もー!!!可愛い過ぎよ!
毎日これがあるから頑張れるって言っても過言ではないわね!
さーて、そろそろリゼちゃんを起こしに行こうかしらー
ーコンコン
「リゼちゃん?サラだけど、入るわよ?」
寝てるだろうけど一応ノックするようにしてる。
案の定返事は返ってこなかったので部屋に入る。
最近、リゼちゃんはよく眠る。
今までの生活がひどかったからか、同年代の子に比べても体の成長が遅いように感じる。
それを取り戻すかのように眠っている。
寝る子は育つっていうことかな?
まず部屋のカーテンを開けて明るくしてからリゼちゃんの寝顔を拝もうとベットの方を見ると...
「あれ...?いない?リゼちゃん?リゼちゃん⁉︎
先に起きて何処かに行っちゃった...?」
部屋から急いで出て部屋の周りを探して見る。
けど見つからない...一応探してる時にすれ違った人に聞いても知らないとのこと。
まさか外まで行っちゃった...ここが嫌になっちゃったとかだったらどうしよう...
ううん...とりあえず砦の中を探そう。
声を掛けてきたから人手はそれなりにいるはずだし。
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あれから部屋の周辺にはいないと思い、少し離れた部屋も探し始めた頃にリゼちゃんがある部屋から出てきた。
「リゼちゃん!!よかった〜外行っちゃったかと思って探しに行くとこだったよ...
こんなとこで何してたの?
それ、鞭...?なんで鞭?」
「鞭...これで、わたしにお仕置き...」
「え、え?お仕置きってわたしがリゼちゃんに?何か悪いことでもしたの?」
嫌な予感がしながらも聞いてみると。
「やけど...させちゃった...わたしのせい、だからお仕置きしてください...」
やっぱり...リゼちゃんは私に火傷させてしまったのを心配していたらしい。
それにお仕置きがないからここを追い出されるか不安だったのか自分でお仕置きをしてくれと願ってくる。
不安だったから早く目が覚めたのかな...
しまった...これは私のせいだな...でもこれだけは言っとかないとね。
「リゼちゃん...リゼちゃん見て?痕は残っちゃったけどもう火傷は治ったわ、痛くもないの。だからリゼちゃんのお仕置きももうないわ。」
そう、リゼちゃんが受ける罰なんて何もないわよ。
そう思って手を握ったり開いたりして痛くないアピールをした。
「あと....サラ、さん!手、出してください...」
「え?手?こうかしら?」
そしたらリゼちゃんは急に私に手を出してくれと言ってくる。
意図がわからなかったけどとりあえず言われた通りに出してみると私の手をリゼちゃん小さな手で包みこんで
「『慈愛に満ちたる天の光よ、それは天使の息吹なり、全てを癒せ〈天光息吹〉」
リゼちゃんがそう唱えた途端に手に暖かさを感じた。
見てみると優しい光が私の手を包んでいる。
リゼちゃんを見てみると真剣な顔で目を閉じて神に祈るようにしている。
それを見て、私はついつい質問してしまった。
「なに...これ...リゼちゃん?これって...なにが、どうなって...」
「もう少し、待ってください...あとちょっと....あとちょっとで、終わる...」
言葉の通りに優しい光も暖かさもすぐに収まった。
私は手を確認してみる。
「痕が...火傷痕がなくなった...?リゼちゃん!これ、どういうこと⁉︎」
「わたしのせい...だから、なおした...」
治したってそんな簡単に...
「で、でも傷跡を治すような治療魔法なんて教会の本部でたっかいお金を払わなきゃなんだよ⁉︎
もー、リゼちゃん規格外すぎるよー...」
「ごめん、なさい...」
私が混乱してリゼちゃんに話していたからか、リゼちゃんは私に責められてると思ってしまったようだ。
「あぁ!ごめんね?責めてる訳じゃなくてね?ただびっくりしただけなの!
...ふぅ、とりあえず朝ごはん行こっか?」
「うん...」
気持ちを落ち着かせてとりあえず朝ごはんの誘った。
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朝ご飯を食べ終わった後、私はリゼちゃんを引き連れてリゼちゃんの部屋に向かっていた。
今までリゼちゃんが寝ていた客間じゃなくて本当のリゼちゃんの部屋に。
今まで使わない家具置き場として使われていたとこを掃除して、壁紙を張り替え、照明をつけて新しく買った可愛らしい家具を運び入れる。
ちなみに家具は私が買い揃えた。
大変だったらしいけどリゼちゃんのために頑張った!とのことだった。
え?誰がやったかって?それはうちの男性陣だよ。
初めはそんなに乗り気じゃなくてなんで俺たちが...って感じだったけど食堂で見かけたリゼちゃんにコロリとやられたらしい。
それからは昨日のやる気のなさはなんだったんだってくらいに作業を進めていって予定していた日より早く、昨日には仕上がっていた。
さすがリゼちゃん...もうすでに男性陣の中で癒しとなってるよ。
今日の朝もリゼちゃんがご飯を食べて幸せそうに顔がほにゃってなってる様子を見て何人も顔が緩んでたし...
部屋の前まで来たところで
「いやー本当はね?昨日の買い物から帰ってきたら案内しようと思ってたんだけどいろいろあったからさ、
と言う訳でここが今日からリゼちゃんのお部屋です!!」
そう言いながら扉を開くと中に見える光景を見てリゼちゃんは固まっている。
「どーよ!リゼちゃんのためにこの部屋作ったのよ!楽しかったわ!
ちなみにここの右隣の部屋が私の部屋だから何かあったらいつでも来ていいからね?」
「うん...ありがとう...」
おぉ!リゼちゃんが笑ってる!珍しいな!
「ほら、こんなとこで立ってないで中に入りましょ?」
「うわぁ...」
部屋に一歩踏み入れたリゼちゃんから感嘆の声が聞こえた。
こんなに喜んでもらえたなら男性陣も報われるってものよね。
リゼちゃんが部屋の中を一通り見て回ったところで声をかける。
「さてと...私はこの後お仕事行かなきゃだからリゼちゃんここで待っててくれる?
お昼ご飯までには終わらせてくるから、お昼はまた一緒に食べましょ?」
「うん...気をつけて、ね?」
リゼちゃんとバイバイとして部屋を出た。
「気をつけてね、か...リゼちゃんは私がどんなことしてるのかわかってるのかな?それともただの偶然か...」
そんなことを考えながらまずボートルに報告に向かった。
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ーコンコン
「ボートル?サラだけど入っていいかしら?」
「いいぞ」
部屋に入るとボートルは手を止めてこちらを見た。
「報告に来たんだけど。今大丈夫?」
「あぁ大丈夫だ。」
「まずあの商人...アイクのことだけど人身売買は5年くらい前からやってたみたいね。しかも女の子ばっかり。
売買先だけどどうも隣の国の貴族共が怪しいわね。リストはもうすでに消されてた見たいだけどアイクの手帳のメモにいくつか書いてあったわ。」
「ふむ...売られた女の子達はどこから来てる?」
「これもまだ詳しいことはわからないけどその地方ごとの盗賊に金を払って攫って来てるみたい。
それもうちの国から...国境付近が特に被害が多いわね。
うちの隊が聞き込みしてる限りだと獣人達の村は特に被害が多いわ。」
「これは国王に報告を入れて国を挙げて調査してもらうか...
俺たちだけでは無理だな。
それで次は?」
「アイクと協力していた盗賊はもうすでに衛兵に引き渡しをしちゃったわ。
それと捕まっていた子達は一旦城下の街の施設で預かって家がどこから分かる子は送り届けるそうよ。
それと報酬は後日とのことよ。」
「わかった。以上か?」
「あと...リゼちゃんのことなんだけど...」
「ん?なにかあったのか?」
「これ...」
そう言って私は自分の手をボートルに見せる。
「火傷痕が...ない?これはどういうことだ?」
「さっきリゼちゃんが私に治療魔法をかけたみたいでね、火傷させたのは私のせいだから治したって...」
「だが、火傷痕を消すとなると聖女や司教クラスのものでないとできないはずだが...」
「エンジェルブレスって言ってたわ。聞き覚えは?」
「知ってる。確か四肢の欠損なんかも元どおりにできる治療魔法だ。
これをやってもらうのに貴族共がいくら金を積み上げてるのか....」
「これ、知られたらまずいよね?」
「あぁかなりまずいな...
高位の治療魔法が使えてあの見た目だ、教会に見つかったら確実にその子は聖女だからうちに寄越せって言ってくるな...
教育のためとか言って...」
「リゼちゃんには私から言っておくよ。
それとフー爺と合わせてみて大丈夫そうだったら明日から私が仕事の時は預けるってことでいいのよね?」
「そうだな、俺のとこでもいいが...」
「それは無理だと思うわよ?」
「だよな...ま、それじゃあそれで頼む。」
「あいよーじゃあ私はそろそろ行くね?」
報告を終えた私は裏の林の訓練所に向かった。
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訓練を終えて水浴びをしたあと着替えてリゼちゃんの部屋に向かう。
ーコンコン
ん?返事がない?
不思議に思って部屋を覗いてみるとベットで眠ちゃっているみたいだ。
今日はいつもより早く起きてたしね...
「リゼちゃん?リゼちゃーん、起きてー!
あ、やっと起きたね。そろそろお昼だけどご飯行かない?」
「...ぅん...」
寝起きはずるい...
段々目が覚めて行って窓の方を仕切りに気にしてるリゼちゃんだったけど食堂に行こう?と誘うとコクンと頷いて歩き出す。
お昼ご飯を食べ終え、これからフー爺の部屋に行くところだ。
「さて、ご飯も食べたし、お昼からはフー爺に挨拶しに行こっか?」
「ふぅじぃ...?」
「そ、フー爺。フーロイズっていうお爺ちゃんなんだけど、ここで1番の年上で多分これからのリゼちゃんの先生やってくれるかな?
だから今日は挨拶に行こうと思ってね!あ、安心して?優しいお爺ちゃんだから!」
何やら緊張してるようだけどフー爺を一回見たら怖くなくなると思いちょっと強引に引っ張っていった。
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ーコンコン
「フー爺いる?わたし、サラとリゼちゃん連れてきたよ!」
「はいはい、よく来たね。入っていいよ」
フー爺の許可を得て部屋に入る。
リゼちゃんは私の後ろでプルプルしながらもフー爺を見ていた。
なにこれかわいい。
「お嬢ちゃんがリゼちゃんじゃな!儂はフーロイズ、皆からはフー爺と呼ばれとる。
ぜひフー爺と呼んどくれ?またはじぃじでも良いぞ?」
「じぃじ...?わたし、は...リゼ、です...」
「おーおー、きちんと挨拶ができて偉いのぅ。アメちゃんいるかの?」
「...いる」
「おぉ...さすがフー爺!わたしでさえ初めて会った時警戒心MAXだったのにもう大丈夫だ!!」
すごい...あのリゼちゃんがもう懐いてる..
私の最初はなんだったんだろ...
私の後ろから出て行ってフー爺から飴を貰って口に含んでる。
それにしてもリゼちゃん美味しそうに食べるなぁ...
「まぁとりあえず座るといい。
さて、今日はボートルからリゼちゃんの魔道回路の本数を調べるってことじゃったが?」
「そうそう、わざわざギルドまで行くのは面倒だし、あそこにリゼちゃん連れてきたくないわ!
ってことでフー爺お願いね!」
「魔道回路...?」
「あぁ、魔道回路って言うのは...」
「まぁ待て、その説明は儂の仕事じゃ。それで魔道回路というもにはの?」
説明しようとしたところ、フー爺にその役目を取られた。
むぅ...リゼちゃんにいいとこ見せようとしたのに!!
説明が終わって測るためにフー爺の手をリゼちゃんが握った。
なんか...お爺ちゃんと孫って感じだな...
「万物の構造、意味を示せ。〈解析魔法〉」
「どうかなフー爺?」
「これはまた...とんでもない天才児を連れてきおったのぅ...
魔道回路は246本じゃ。」
「に、246...?」
「うむ、この歳でここまで多いと将来が楽しみじゃのぅ。
ついでに適正属性も見てみるか...」
「リゼちゃん、もうすでにわたしより魔道回路が多い...」
薄々予想してたけどここまで圧倒的とは...
ちなみに私は127本だ。
「む、これまたとんでもないのぅ...適正属性は全属性か...
しかも聖属性も持っとるとは...」
「全属性持ちで聖属性さえも持ってる...
あ、じゃあ私の手の痕を治したのも聖属性なのかな?」
「そう....だよ...?」
「なんと⁉︎もうすでに聖属性の治療魔法が使えるのか⁉︎
それに火傷痕を治すとなると〈天光息吹〉かの?末恐ろしいお嬢ちゃんじゃの...」
フー爺がこんなに驚くの初めて見た...
確かに私もびっくりしたけどね
「ふぅ...久しぶりに驚かせられたわい。さて、この後はどうするかね?
どこかに行くなら儂もご一緒させてもらえんかの?暇で暇でしょーがなかったんじゃよ。」
「うーん...どうするリゼちゃん?」
聞くとリゼちゃんはんー?って感じで頭を傾げながら悩み始める。
私としてはこのリゼちゃんの姿を見てるだけで満足なんだけどね!!
「ほん...ここでほん、読みたい...ダメ?」
「ほぅ?本を読みたいのか?
そうかそうか!確かに本を読むのは楽しいことだ!きょうリゼちゃんが来ると聞いて絵本の類を取り寄せておったんじゃがそれを読むかの?」
うわぁフー爺すっごい嬉しそう。
まぁ確かに本を読みたいっていうのはちょっと予想外だけどゆっくりできるのはいいかもね...
「うん!...よむ、それよむ!」
「じゃあ私は部屋に本取りに行くついでに紅茶でも入れてくるよ〜」
「うむ、悪いのぅ。
さて、ここに積み上げてるのは全てリゼちゃんのために取り寄せたものじゃ、好きなだけ読むといい。
気に入ったのは部屋に持って行って本棚に入れておくといい。」
そんなフー爺の言葉を聞きながら私は読みかけの本を取りに自分の部屋に向かう。
久しぶりに自分で紅茶でも淹れてみようかな!
それとちょっと高めのチョコレイトも持って行ってあげよっと!
なんか今までで最長になったw
それと話が全然進まないw
次回、フー爺視点です!
フー爺はなにを思ったんだろうね?




