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お食事?いえレベリングですわ

戦闘シーンがあります、お気をつけください。

レオとプルーンは、次の日、ババ様に教えてもらったダンジョンに旅立った。


ここモクトバ自治国家から、北部にある山奥に、ダンジョンへの入り口はあるようだ。

山々の麓までは行商隊の荷馬車に乗せてもらい、そこからさらに徒歩で山道を登り、ダンジョンを目指す。


数日彷徨い、やっとダンジョン入り口を見つけた。

中は、洞窟の様になっていて、足を踏み入れると、ひんやりと冷たい。プルーンは、ライトニングでレオの足元を照らし、視界を確保した。



ダンジョンを進む途中、何度も魔物が出てきて、レオとプルーンは倒していく。どんどん倒していく…


ただ魔物を倒していくほど、レオの表情が変わっていった。プルーンは、モフモフの可愛い毛並みを翻し、パタパタ尻尾を振りながら動き回っている。猫の姿を見ているだけなら癒される光景だ。


「あむあむ…」 


「ムシャア!」 


「パリパリ…」 


なんか色んな音が響いているが、プルーンは続けている。レオのプルーンを見る目は、引き気味だ。


「…プルーン、よく食べる子は育つっていうけど、そんなに美味しい?僕は、食欲無くなってきたよ。」


そう言われる最中も、綿毛に覆われたコウモリが、ムシャアと音を立て、プルーンに食べられた。


(ほわほわしてたからつい飛びついちゃったわ…でも綿飴みたいな味で美味しかったぁ。)


このダンジョンでも、レオのパワーレベリングのおかげで、魔物たちはプルーンの経験値&食料と化していた。


(猫の本能が無くて、イザベラの感覚だけだと、卒倒しているわね。)

とプルーンは思う。


一通り倒した後、プルーンはスキルを調べると、ドレインにより空中浮遊と防御力低下、攻撃力アップのスキルが加わっていた。

空中浮遊は、あまり遠くには飛べないが、歩行速度でふわふわ浮いて飛べるので、レオの横で浮かびながら進むことにした。


レオの懐に入ったまま移動するのも良いけど、レオが攻撃しづらいし離れた方が良いよね、とプルーンはちょっと寂しい気持ちになった。




レオとプルーンは、ダンジョン奥に進んでいった。

迷路のような通路をひたすら進んで行くと、大きな門が見えた。一本道になっており、門を開けるしか先へは進めないようだ。



レオが門の前に立ち、慎重に門を開けると、そこは広大な広間になっていた。

広間は、天井が高く岩肌が剥き出しになり殺風景な造りだ。奥にも門があるところを見ると、広間を通り過ぎる必要がありそうだ。


(寒気がするし、不気味だわ…)


ただならぬ雰囲気を感じる。 


レオは、広場の中央まで進んでいった。

すると微かに地面が、振動し始めた。


目の前に複雑な紋様が浮かび上がってくる。振動は、だんだんと地響きに変わっていく。


紋様は、光を放ちながらサークル状になり、グルグルと回り始めた。そして、ゆっくりとサークルから何かが現れる…。角のある牛の形をした頭、ガッチリとした鎧に包まれた体、両側に3本づつある腕…。


背丈は10mほどにもなり、大斧を2本持つ、いかにも強そうな魔物が現れた。牛頭人身の姿は、ミノタウロスと呼ばれる伝説上の生き物に似ている。


「ダンジョンのボスなのかな、こいつを倒さないと進めないみたいだね。」

レオは呟く。


ミノタウロスは、咆哮しながらギラギラと光る眼をこちらに向けた。

レオは、ミノタウロスが動く前に、先手を打つ。

魔剣からの竜巻による連続攻撃を与え視界を遮る。その間に、相手に急接近しながら懐に入り、宙返りで勢いをつけた回転斬りでダメージを与えた。

その間にプルーンは、ミノタウロスと距離を取り、ライトニングと防御力低下をミノタウロスに、攻撃力アップのサポート魔法をレオに掛ける。


ミノタウロスは、炎を身体に纏いながら大斧を振り回し、レオを襲う。レオは、大斧を跳躍していなすと、また懐に入り、ミノタウロスの腕を数本切り落とした。


ミノタウロスの咆哮が響く。そして、憤怒の顔になりながらレオ目掛けて、それまでの速度とは比べられない速さで突進してきた。その攻撃は、プルーンの魔法も追いつかない。


(あっ!危ない!嫌ぁぁっ…)

レオとミノタウロスを見ていたプルーンは、心の中で叫ぶ。


レオの脇腹に、ミノタウロスの振りかぶった大斧が刺さり胴体が切り裂かれる寸前、雷光が空間を走った。


(眩しいっ…)

プルーンは目を閉じる。

光が収まると、ミノタウロスの大斧がはじけ飛んでいる。なにかがミノタウロスの攻撃を阻害したようだ。


すかさず、レオは、ミノタウロスの頭を目掛けて、魔剣を振りながら呪文を唱える。と、魔剣が無数の光の針に分裂すると、高速で飛んで行き、ミノタウロスに鋭く刺さった。

ミノタウロスは針に目を潰され、頭部や体じゅうが血まみれだ。


ミノタウロスは、咆哮を上げ、なり振り構わず突っ込んでくる。

レオは、光が集約し元に戻った魔剣に魔力を通し貫通力を上げると、一気にミノタウロスに向かって駆け出す。そしてミノタウロスとすれ違いざまに首を切り落とした。

追い討ちをかけるように、さらに風魔法でかまいたちを施しながら、動けなくなっているミノタウロスの心臓があるだろう胸に剣を突き刺した。


ミノタウロスは、大きな音を立て仰向けに倒れた。これで倒すことができたようだ。レオは、残骸を魔法袋に回収すると、一息ついた。


「はぁ、やっと倒せたか…さすがに疲れる。」


レオは、膝に手を突きながら、肩で息を繰り返す。


プルーンは、レオの元に飛んでいくとマナクリスタルを出し、魔力を回復させた。


「プルーン、ありがと…」


(レオってやっぱり強いわ。でもあの光は何だったんだろう?…)

プルーンは、辺りを見渡した。


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