57 権利の濫用
とまあ、説明続きで最近の話がおもんないって?? そりゃ、ゴメンナサイ。ぶっちゃけ、説明ばかりだと、この小説を書いている作者自身もあまり楽しくはない。では、なぜこんなに説明を入れなきゃならんのか。それはこの小説の今後の展開に関わるからである。
とまあ、なんだか冒頭から作者の自分語りと、やや寒い空気になってしまった。気を取り直して、今までの話ってヤツを振り返ってみよう。
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お茶会で無糖の茶を飲めなかったコウリン妃は、シードゥ妃に場違いだなんて言われちゃうんだ。そして、あの園遊会で妃を殺そうとした殺害未遂の犯人がコウリン妃なのではないかと、そう疑われてもしまう訳だ。
このコウリン妃にとって危機的な状況にブッコんだのは、主人公であるレイレイであった。彼女はコウリン妃を救うべく、同妃自身の優しさについて説いた。だが、その言葉はシードゥ妃には届かず、依然としてシードゥ妃は自分の意見ってヤツを曲げず、それどころか、コウリン妃を追い詰めていくのだった。
一方、コウリン妃に対して肯定的な意見を持つレイレイ自身もまた、同妃に対してとある疑問を抱くのであった。その疑問とは、コウリン妃はなぜ現帝の妃になる必要があったのか、というものであった。
シードゥ妃は、西方出身であるコウリン妃が妃になることで内部からジンの国を滅ぼそうと計画しているのだと説いたが、優しいコウリン妃に限ってそんなことはないと、レイレイは同妃を信じる。
結果、この話に終止符を打ったのは、まさかのアイリン妃であった。コウリン妃のことを妹のように可愛がっていた彼女だったが、現帝の妃にコウリン妃を仕立て上げたのもまた彼女であった。
なぜそんなことをする必要があったのかと、そういう話になる訳だが、単純に言えば居場所を失ってしまったコウリン妃自身を救うためだった。しかしながら、シードゥ妃は権利を行使して現帝の妃を決めてしまったアイリン妃を責める。レイレイもまた、彼女の意見に納得の様子を見せていた。
権利の濫用なんて言葉が日本の民法にはあるが、今回のアイリン妃の事例はまさにソレだろう。権利を使ってやってはいけないことをしてしまったアイリン妃――それが発覚してしまった以上、彼女にはある程度の制裁が下されることになる――。
って、また説明ばっかになっちゃたよ!!




