表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

003「番外編」

追記:私の都合により再投稿です。


 こんにちは、雪華97です。

 本編の最初にも言っていますが、ちょっとした理由でレイラが婚約破棄を持ちかけてくる前の、話になります。

 簡単に言って、ifストーリーみたいなものです。

 これは、レイラがカインに対し婚約破棄を持ちかけてくる少し前のお話....。


◇◆◇


 アルグランド王国の王太子、カイン・フォン・アルグランドは王宮にある自室でとある書類に目を通していた。


 その書類はもう少しで行われる、学園卒業パーティーについてだった。


 パーティーにかかる予定の費用の合計と予算を照らし合わせ、数字に不備はないか確認してまわる。


 残り一枚となったところで、ラズが大量の書類を抱えて部屋に入ってきた。


「カイン、次の書類だ。」

「やっとアレが終わったのに..、無慈悲だね。」


 ラズは持っていた書類を俺の机の上に置く。 

 清々しい笑顔で書類を置いたラズに俺は無慈悲だと言った。


「この書類は宰相閣下からだ。学園卒業パーティーとは別件のやつだな。」


 ラズは書類の一枚を手に取り、目を通すと書類に目を向けたまま言ってきた。


「別件...ね。その書類は直ぐにでも目を通しとくさ。ラズ、そこの終わった書類を持っていってくれ。」

「わかった。カインも休憩はしろよ。倒れられたらたまったもんじゃない。」


 そう言い残して、ラズは書類を持って部屋から出ていった。

 ラジゲンが部屋から出ていく後ろ姿を見ていたカインは、心の中で言った。


 ラズも人のこと言えないだろ...と。


◇◆◇


 その日の夜....。

 カインはこんな小説を読んだ。


 底の見えない人物ばかりが出てくる、モノ。

 内容は空白ばかりで、自ら考えて埋めなければいけないホラー小説?だった。

 

 そんなホラー小説には仮面を被り、全体的に黒で統一された人物が出てきた。

 

 仮面を被っているのか...。

 この登場人物は物理的にだが、俺と少しだけ、たった少しだけ似ている。


 カインはその仮面を被った人物に少しだけ自らを重ねて読み進んでいった。


◇◆◇


 カインは夢をみた。

 夢の中で、小説に出てきた館の中に立っている。


 目の前には、仮面を被り、全体的に黒で統一された人物が立っていた。


 その人物は、カインを見ているようで見ていない。どこか遠くを見ている。


 カインは、そんな人物を観察しようとしたところで...目が覚めた。


 目が覚めたが、外はまだ暗かった為もう一度眠りにつく。


 だが、その夢をもう一度見ることは叶わなかった。


 朝、カインは書類に目を通しながら考える。

 今日の夜、あの本を読んで眠りにつけば、またあの夢を見れるのか...と。


「カイン、何を考えてるんだ...?」

「ん?あぁ、気になる夢をみたからね。」

「気になる夢...?レイラ関連か?」


 カインがそんなことを考えていると、ラズが話しかけてきた。

 手元を見ると、先程まで持っていた数枚の書類がない。

 机を見れば、その数枚の書類が散らばっていた。


 カインは、書類を落とした自分を見て不思議に思ったラズが話しかけてきたのだと考える。


 ラズが質問を何を考えているのかと聞いてきたので気になる夢をみた。と言った。


 すると、ラズは直ぐにレイラ関連かと聞いてくる。


 俺が気になる夢を見た、と言っただけでレイラ関連だと思われる気持ちを考えてほしいな。


 普段の行動から、そう思われるのもしょうがない気もするが...世間では完璧王子だなんて言われてるんだ。


 この会話だって、誰が聞いているかわからないのだからラズも気をつけてほしいな。


 まぁ、盗み聞きするようなら俺が本気で叩き潰してあげるけど。

 

 さて、仮面を被り、全体的に黒で統一された人物については知っている人もいるのではないでしょうか。

 今回の話では、私がネタに困った....というわけ...ではなく...。

 次話では、ついに学園卒業パーティーが始まります。お楽しみに。

 


 この作品を見つけてくださり、ありがとうございます。


 心瀬みみさんのほうで別視点が公開されています。

「アルグランド王国物語 〜私は婚約破棄がしたい〜」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ