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赤翼物語  作者: ヤタガラス
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カミカゼ

いつぶりですかね…

「こいつの運動性能なら避けられるが流れ弾が戦艦に当たりかねないぞこれ」

最悪機体を盾にしなきゃいけないぞ。防ぎきれるかこれ。

『俺もそっちに向かう、落ちんなよ』

「そっちこそ、慣れない重力下の飛行で墜落すんなよ」

『あーくそっ、六機がそっちには行った!二機エドガーに向かったぞ!』

『とっくに気付いてる、そう簡単に当たるかよ!』

「うわっ速い」

元が戦闘機だから速い、けど重力下での戦闘機だから直線の動きしか速くない。上がったり下がったりしたりバレルロールされると何故か当たらねぇけど。

「まぁ回避運動されりゃ当たらんよな」

『M2がこっちに来ます!』

「赤くて目立つからなこの機体っ!」

何でこんなに赤いんですかね?機体の情報覗いても色について書いてなかったし、強いて言えば武装試験用としか無かったし。

向かってるきたのはAR二機だ、俺が空戦出来るから先に落としに来たのか。

『後ろから速いのが!』

「さっぱりした報告だな!」

機体を上昇させ相手の注意を引かせる、こちらの回避運動でもあるが前後から来られたら動きづらくなり対応が難しくなる。相手のARの一機はこちらに向かって来ているがもう一機は後方から射撃をしている、ミサイル切れだろう、こっちの弾も少ないし良かった。

後ろから来ていたカミカゼをサーベルの投擲で撃墜、上がってくるスカイレイダーと鍔迫り合いし蹴りをかまし距離を取る。後ろで撃ってる機体に残りの頭部ガトリング砲で牽制しながら近づきサーベルで切りかかり相手のライフルを破壊、これでコイツらの遠距離攻撃はない。

「けどエネルギーがヤバイな…」

今の機体は有限の推進材で飛行するのではなく機体の動力炉からの供給で飛行はする、光学兵器や防御兵装を扱う為に粒子加速炉が使われている。普通に動かす分には支障は無いが無茶な装備や燃費が悪い装備は厳しい。

『カミカゼ残り四機です』

「結構減らしたな、よくやってるな!」

『そっちがARを引き付けてるお陰だ、面倒な邪魔がない』

『戦艦からの援護もあって順調だよ』

『これで誘導レーザー砲は使えなくなったがな、今のでレーザーレンズが駄目になった』

主砲の援護も俺らに当たりかねないし射程もあるから遠くにいるアルバトロスに流れ弾が行くかもしれないからな。

エドガーも戦艦の上まで上がってた、良かったこっちは距離を取られると何も出来なかったし。

「代えのライフル無いか?」

『実弾だが大丈夫か?マガジンは投げるぞ』

「扱い慣れてるから平気だ」

エドガーから投げられたライフルとマガジンを受け取り相手の方を向いた。正直相手は決定打を失っているし撤退の選択肢もあるがどうやら撤退するつもりは無いらしい、まぁ純血種とか区別つけて人間を差別する奴らだ、亜人に手を貸しているこっちは許せない存在なんだろうな。

「それにしたってしつこいがな!」

『熱量上昇、まさかARでカミカゼ!?』

『宗教は怖いねぇ』

『そこまで俺らが憎いんだろう、なんせ何百年もいがみ合ってるからな』

「今は迎撃を、ARの出力とは言え反応臨界は危険だ」

全速力で戦艦の側面へ体当たりをしようとするスカイレイダーに向かいライフルで応戦したがまぁ避ける、往生際の悪い奴だなコンチクショウ。

エドガーが横へ回り十字砲火になるように動くが残りの一機が全力でエドガーに切りかかる、とっさに俺が動き鍔迫り合いに持ち込みエドガーの射撃で撃墜した。その際の爆発は盾である程度防げた。

「残りの一機!」

『いや逃げたな、いまさら怖じ気づいたか』

「残りのカミカゼは?」

『俺と戦艦がやったよ、下部に張り付いたカミカゼを主砲で落としたのは驚いたぜ』

「マジか、よう当てたな」

『失礼するが敵が撤退したとしても警戒は解かないでくれ』

「了解」

機体を戦艦の甲板に着地し今一度周りを見渡した、雲が多いが天気は良い。それからは特に何も起こらず基地へ戻れた。


「無事だったか、よかった」

「帰れないかも知れないと言ったのにか」

「俺なりにも思うところはあったんだ」


「シャルルがあぁ言うなんて珍しいな」

「ほんとだよ」

教官とシャルルが話しているのを遠くから見ながら基地に戻ったカイン達と雑談している。艦隊の生き残りの帰投、少量だが物資の回収が出来たが道中で敵にあった為何時襲撃に対応出来るようにするため俺達はここで待機している。

「それにしたってひどい有り様だな、生還したのが戦艦一隻だけなんてよ」

「残党の戦力がそこまで残っていたのが気になるがな」

「そうか?」

「本星にはもうそこまで残っていないハズだし長くは持たないはずなんだ、今回の輸送艦事件は残党の仕業だと思うけど」

「うーん…リュウジがそう思うのならそうなのかなぁ」

以前の原生生物の襲撃にアンノウンの寄生体がいたし、俺の考えすぎか?

「あ!久しぶりじゃない!」

この星に降りてからしばらく会って無かったエミリーだ、場所が場所だし遠かったからあまり会えなかったんだよな。

「エミリーか、ここの整備班だったのか?」

「いや、大きな整備があるから予習を兼ねてここで整備の習い事」

「そっちも大変なんだな」

「あんたらもよく戻って来たよ、心配だったんだよ」

「「ハハハッ」」

なんでハモった。

「笑うのは良いけどホントに死なないでよ」

「善処するよ」

「そう簡単に死なねぇよ、俺らはパイロットだぜ!」

戦場で死んだパイロットはそれなりにいることは黙っとこう。

「これからどうするか?」

「命令がなきゃどうしようも」

それから間もなくして警戒体制は解かれた、身構えたこっちの身にもなってくれ。



環境の変化にメンタルとモチベが死んでた

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