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赤翼物語  作者: ヤタガラス
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機械歩兵

新居のWi-Fi切れるし家族にお金むしりとられるし俺が何したってんだよ

「やっぱ暗いなぁ」

「ヘルメットの機能のお陰でそこまで苦じゃ無いけどな」

今回着用しているヘルメットもトップパイロット用の上位品だから以前使ったパイロットヘルメットよりも機能が充実している、ホロ訓練で予習しといて良かったよほんと。

「持ってる銃の残弾まで表示してくれるなんてすげぇや」

「しっかし輸送艦なのに内部は狭いんだな」

船体がデカイから内部が広いと思ったが約180cmの完全武装の男性二人が並んで通るのが限界だ。

「デカイ艦艇と言っても本体は身を取った魚みたいなもんだしな」

艦艇は地下に埋まっているため露出している甲板?辺りのメンテナンスハッチから侵入した。

「もっといい例えば無いのかよ…」

「うーん…」

「おっとこの先に大きな空間の反応があるな、この船か墜落したんだ、何かがいるかもしれないから注意しとけ」

「あいよ」

通路の先に横開きの扉が見えてきた、電力は通ってるようだが端末が壊れていた。

「少し待ってろ…よしこれで開くはずだ」

「そんな事やれたのかエドガー」

「銃の分解組み立ての応用よ、まぁたまに機械弄るしそれのお陰もあるかもな」

「それで出来るのか…」

どれだけ詳しいのかは分からないか助かった。

物資格納庫だと思ったら何かの広場らしい、暗視の距離もあるから見辛いがどうやら各部位に移動に使う交差点のようだ。

「お?」

「作業用の機械人形か、なんでこんなところに?」

「よく見ろ、これ弾痕だぞ」

アインがその部位を見せてきた、位置は胸部で言われた通りに数発の弾痕があった。

「AIの反逆はないだろ?」

「それ以前に作業用等の末端機械のAIは言語を理解する程度の知能しか無いからそんな事は起きないはず」

「いや反乱じゃねぇなこれ」

「リュウジ?」

「元いた職員がコイツらを盾にしたんだろうな。周りをよく見ろ、正規軍が使ってる人形じゃ無いのがある」

TB-47や52型じゃ無いな、確かリベントの船だったハズだし他国の人形を積んだりしないはず。

「損傷が激しいがこれは…クルス検索頼む」

「エドガーの妖精は情報型だっけ」

「汎用型が良かったけど長く使ってると愛着沸いちゃってね、今さら変える気にはならないな」

情報型は粒子通信による検索やプログラムの解析等が早く行えるタイプで汎用型に戦闘には負けるが情報戦には強い。

「出て来た、細かい差異はあれどアメリアの機械人形だな」

「なんでアメリアの奴がここに?」

「墜落原因はアメリアなんじゃねぇかな、前にあの都市に襲撃に来たらしいし」

確かに襲撃があったって聞いたな。

「しっかし機械人形ってのは恐ろしいな、こんな死体見たくなかったぜ」

言われた方向にあったのは無理矢理手足や頭を引きちぎられた人間の死体があった、想像したくないね。

「まだ民間人が残っているといいが」

「だな、さっさとここから移動するぞ」


「生体反応あり、大きさ的に人間か?けど基準値より低いぞ」

「怪我してんだろさっさと行くぞ!」

「少しは周りを警戒しろ!」

「こんな一本道前だけ見てれば十分だろ!」

「リュウジ、くっアイン急ぐぞ!」

「アイツは怪我人だけは見過ごせないからなぁ」

「大丈夫か!?」

急いで駆けついて来たが軍の戦闘服を来た人が別の軍人に守られながら警戒していた。

「他の部隊なのか?」

「いいえ、パイロットの様です」

「怪我は…腹部に銃創、軽い物ですがメディキットを」

「助かります、我々オートマは人間用の薬を渡されないので」

「え」

オートマとは正規軍が採用している機械歩兵の通称だ、喋る機械人形は軍でもあまり採用されない為少し驚いた。

「意外ですか」

「早すぎなんだよリュウジ。それで怪我人は、ソナーの反応は一人だったよな?」

「どうやら我々は助かった様ですね」

「こんな暗いところで冷たい奴に看取られながら逝くのはごめんだ」

「末端は冷たいですが胴体は発電機関があるので暖かいですよ」

「そんなん聞いてないから…それでも助かったよ」

「それよりメディキットを」

「あっと、すまない」

「オートマが一緒に居たのか、なんでソナーに反応が無かったんだ?」

「生命反応だけに絞ってたから反応が無かったんだよ、全部反応出来るようにすると範囲が狭まるから片方だけにしたんだ」

「何でそっちにしたんだ、任務だから機械反応にしとけよ」

「ごもっとです」

ほんとそうすれば良かったかもしれない。

「まぁ生存者がいるって事は墜落の原因も分かるかもしれないが」

「あぁ助かったよ、私はコナー・トークン軍曹、コナーと呼んでくれ」

「分かりました、コナー軍曹今回の原因は何か分かることはありますか?」

「私には何も、部隊の者と話をしていたらいきなり振動が起こった後すぐに本艦が墜落しているアナウンスが鳴ったきりで詳しくは分からない」

「着地の衝撃の後に私達の国の物ではないオートマが船内の入り込み銃撃戦になってしまった、コナーの数はそれによるものだ」

「そうか…メディキットとは言えその傷じゃ危ないから、アイン外まで案内してやれるか?」

「いや、大丈夫だ、それにこの傷をつけた奴に仕返ししなきゃな。視界が悪いがまだやれる」

「分かった、よろしく頼みます」

狭い通路だが大丈夫だろうか。

「物資格納庫、特にエネルギー源となる物資が置かれている場所は分かりますか?」

「それなら第三・第四格納庫だね、着いてきてくれそこまで案内する」

この船の在住部隊らしく分かってるようで助かった、これでしらみ潰しで探さずに済む。


「ここだね、ライトありがとう」

「俺たちはヘルメットがあるから大丈夫だ、まだ使ってくれて構わないよ」

「すまないね」

流石に格納庫の扉はロックが掛かってた為妖精で解錠した。

「おかしい、確かにここに置かれてたハズなんだが」

「地下に埋まってるから運び出すのも難しいハズなのにどうやって」

「丁寧に結晶だけ持ち出したのか」

「別の格納庫の確認しなきゃ!」



2kmクラスの輸送艦は全部で8つの格納庫兼コンテナを搭載していてその格納庫には中央の通路と広場から中に入ることが可能。格納庫は船体外側か上から開けることが可能だが宇宙からの輸送の場合大体は格納庫ごと外される

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