若旦那、砂糖に目をつける
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明日から通常通り8時に更新します
ショーンとの会談の翌日、和右衛門は帰路に立ったが、六右衛門は長崎での仕入れのために残った
とりあえず、昨日のお礼がてら良庵宅を訪問した
良庵とりん相手に、まずは四方山話
りんは一時島本屋で起居していたので、顔馴染みではある
りん、無邪気に六右衛門に話し始めた
「この間ふで様に砂糖菓子をお送りしたんです。」
「その時、寒いところでも砂糖の取れる作物の事をお知らせしました。」
「なんか聞いてらっしゃいます?」
六兵衛はりんから贈り物が来たと、ふで達が喜んでいたのは知っていた
しかし、その内容までは聞いてなかった
(寒い所でも、砂糖が取れる!!)
「りんさん、それで種子は送ったんですか?」
「いえ、まだ送っていませんけど・」
良庵が口を挟む
「興味があるなら、薬種問屋に聞いてみるよ。」
「栽培法の本は、洋書屋にあるかもしれない。」
「無ければ、取り寄せて貰えば良い。」
六右衛門、まさか身近にこんな話があるとはと驚いた
「良庵先生、種子と洋書のご手配をお願いします。」
「前金は、いくらお支払いすれば宜しいですか?」
良庵は、のんびり答えた
「いつ手に入るか約束できないから、目処が立ったら知らせるよ。」
六右衛門は、なぜ父親が態々長崎に知己を作っていたかの真相を理解した
長崎では流れてくる本を読むだけでは伝わらない、情報が溢れていると
(ふで叔母さんに、長崎土産を持って行かないとな)
六右衛門、良庵先生宅を出てまず砂糖の相場を確認に行く
当たり前だが、この時代一番砂糖が安いのは長崎だ
砂糖は全国的に需要があるので、どこでも売れる
勢い途中の港で降ろしてしまい、蝦夷地での流通は少ない
これが逆に蝦夷地からも流れたら
「まずは利益は少なくとも、砂糖を仕入れて各港の砂糖を販売する店と繋ぎをつけておこう。」
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