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松前藩元老中の焦り

蝦夷地のほとんどを、幕府直轄地とされて松前藩

その、責を負った元老中が何やら画策を始めます

蝦夷地の幕府直轄を防げなかった責を負い、自ら職を辞した松前藩元老中

今は松前藩の残った交易所全体の差配人だ


彼は賭けに出る事を決めた


かつては、蝦夷地のアイヌとの交易を一手に引き受けていた松前藩だが、今は別海から稚内の場所が残っているだけになった


別に幕府からの情けと言うわけではない

江戸でぬくぬく育った連中には、気候が厳しすぎたからだ


昔から大陸との交易があった蝦夷地

徳川幕府が鎖国をした後も、アイヌを隠れ蓑にして続けていた


幕府直轄になっても、すぐに手を引くと思っていたが当てが外れた

最上徳内とか言う奴のせいだ


アイヌを慰撫する事など、幕府の役人にできるわけないと思っていたが、箱館を中心に幕府側につくアイヌが増えている


初めて会った時に殺しておけば

若いバカ旗本と一緒に来たから油断した


昔を思い出しながら、独り言

「ロシアの船長との面会の申し出、受けるか。」


禁忌を破る決断だった


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