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私は境界の管理人。
神様によって生み出された私達には、それぞれ役割があります。
ある者は時を管理し、又ある者は世界その物を管理する。
私の仕事は、世界と世界を繋ぐ境界を管理する事。
世界間を移動するには、その世界のコード、所謂、鍵が必要です。
境界の管理とは、神様より与えられた、マスターコードを使い、世界間の移動を管理する事です。
移動するモノは様々です、物質であったり、概念であったり、偶に世界その物が移動する事だってあります。
魂もその一つです。
他世界で役割を終えた魂を、別世界に転生させる為には、私の力が必要となります。
始めの頃は、一つ一つ丁寧に対応してました。
メッチャ大変でした。
なので私は、システムを創りました。
コード使用の要請が来れば、自動で、許可、不可の判断をするシステムです。
メッチャ楽になりました。
私はシステムに任せ、食っちゃ寝の日々を謳歌してました。
同期達に怒られました。
しょうがないので、久々に魂の対応をしてみましょう。
変なのが来ました。
システムに介入し、私の下に無理やり辿り着いたソレは――。
同期達の力添えで、何とか世界の狭間に閉じ込める事が出来ました。
初めて、死を意識しました。
怖かった、純粋な悪意があんなにも怖いモノだと、初めて知りました。
私の心が、壊れそうになり、同期の記憶の管理者が、私の記憶に封印を施しました。
私の心が恐怖では無く、幸福に満ちた時、解ける封印だそうです。
そんな日は来るのかな?…来ると良いな。
今日も食っちゃ寝してたら、同期達に怒られちゃいました。
しょうがないので、久々に魂の対応でもしてみましょうか。
変なのが来ました。
「最強で。」
面白そうな人が来ましたねぇ。




