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おい、ぽんこつ。
(何ですかぁ?)
この世界おかしくないか?海の底に迷宮があるのは、まぁ、良しとしよう。
(?はい。)
だが、空の上に何で神殿があるんだよ。
(ファンタジーだからじゃないですか?)
ファンタジーにも程があんだろが!こんな所誰が来るんだよ!?作った奴アホじゃねーのか?
(あ、ここも、放置されて迷宮化してますねぇ。)ポチポチ
…またかよ。
少しは管理しろよ!この世界の奴らぁ。
???
「うわ!何だここ!…雲の上かぁ?おお、歩けるぞこの雲。」
「アルジヨ、コシガヒケテイテナサケナイゾ。」ぷるぷる
小刻みに体を震わせながらも、キリリとした勇ましい顔で言うペㇽロだったが。
「うるせぇ!お前だって尻尾が股の間に逃げてんじゃねーか!」
「…ナンノコトダカワカランナ?」きゅ~ん⤵
勇ましい顔とは裏腹に、尻尾は股の間に逃げていた、尻尾は嘘を付けないらしい。
「おい、こっちにケツ向けろ、尻尾見せろ!」
「ソンナコトヨ「見せろ!」ソンナコトヨリ!モクテキチノシンデンダゾ!」
話題を反らそうったってそうはいくか!
ペㇽロの尻尾を見るために回り込む!だがペㇽロも一緒に回りやがる!
クルクル回る事数分。
「バターになっちまうだろ!いい加減に見せろ!」はあはあ
「ウシロニタタレルノハスカン!」ガウ
空の上でも、相変わらず賑やかな二人を、見つめる者が一人。
中世的な顔立ちの青年がいた。
訪問者に誰何するのが彼の仕事、客人ならば良し、そうで無いならば、排除するのみ。
「誰か。」
クルクル
「…誰か!」
クルクルクルクル
「ん!んん!!誰か!!」
「うるせぇ!」「ウルサイ!」
「えぇ…。」




