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扉を開けて中に入ると、途端に目の前が白に染まった、気付くとそこは、何時ものボス部屋では無かった。
白い空間の、中央に居たのは、小さな、木だった。
今にも枯れそうな程、弱弱しい小さな木。
その小さな木には、黒いオーラを放つ、禍々しい茨が絡みついていた。
ああ、ダメだ、コレは、ダメだ。
身体の奥底から、怒りが溢れて止まらない。
空間が、俺の怒りに同調して揺れている。
成程、世界の害悪とは、よく言ったものだ。
まさか、世界そのものに呪いを掛けるなんて、常人では考え付かないし、やろうとも思わない。
目的はわからんが、奴は狂ってる、世界の破滅なんて狂人の考えだ。
魔女を滅ぼそう、奴は滅ぼさないとダメだ。
手段は選ばない、見つけ次第、消す。
だが魔女は後回しだ、今は、この子だ。
今、助ける。
「それは、お前の仕事じゃない、俺の仕事だ。」
!誰だ!!
「お前の仕事は、此処に来る事、後は俺に任せな。」
お前は…?
「俺か?俺は――――。」




