13
とある大陸の戦場、決戦前夜。
其処では、人類と魔族による、最終決戦が行われようとしていた。
人類は、勇者パーティーを筆頭に、上級~中級の冒険者10万、特級冒険者10人、人類連合軍100万という堂々たる大戦力である。
四天王も倒し、残すは魔王を倒すのみだ、だが決して侮れない。
対する魔族は総数約300万、幾らゴブリン等の低級が多いとはいえ、数は力である。
決戦を明日に控え、勇者達は焚火を囲みながら旅を振り返っていた。
「長かったな。」イケメン勇者
「あぁ。」マッチョビキニ女戦士
「そうだな。」ゴリマッチョ戦士
「おう。」ゴリマッチョ槍兵
「ですね。」ゴリマッチョメイン盾
「………ふ。」ゴリマッチョ
何やら変なのも混じっていたが、これ迄の旅の話で盛り上がる一行。
楽しかった事、涙した別れ、伝説のプロテイン、皆話したい事は、幾らでもあるが、一晩では語り尽くせない程の冒険を、共にして来た最高の仲間達だ。
まだ、話したい事は幾らでもあるが、明日の決戦に向けて体を休ませなければならない。
名残惜しいがそろそろ休もうと、それぞれテントに入って行った。
その日、勇者は夢を見た。
夢の中で久々に会った彼女は、酷くやつれていた。
(あぁ…終わらない)ふらふら
お告げの様な物なので、一方通行の会話である為、彼女に何があったのか聞けなかった。
(先輩に言っても、全然改善してくれないし…。)ふらふら
大分お疲れの様で、ふらふらだ。いったい何が?
(注意しとくから、じゃねーよ!アンタのミスだろーが!被害被ってるこっちの身にもなれっつーんだよ!?)わーんジタバタ
…そっと目を閉じた、コレは夢だ、うん、夢だ。




