表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

1話:異世界で急に奇妙なボス戦

プロローグの修正がほぼ自分なりに完了し、1話の方も本日12/28日深夜1時頃、ようやく終わりつつあります。

3話の投稿は遅くなるかもしれませんが、よろしくお願いします!

「うわぁぁぁ!拓也ぁぁぁぁ!覚えとけよぉぉぉぉ!」

と言いながら自分を襲ったのはとてつもないGだった。

そう。空から海にDIVE☆するときの様なそんな感じ。

分かりにくいって?ならこう考えてみると分かりやすい。

地上1000Mの高さから命綱なしでバンジージャンプした様な感じ。うん。

そこで着地した所は.....

「たーくーやーぁー?ここってどう見ても王国でもなければ村でもない。よりによってどう見てもボス部屋の前としか思えない所にワープしたのかなぁ?え?お前が突き落とすからこうなったんだよなぁ?」

と拓也にほぼ八つ当たりかのように(でも突き落としたのは奴だ)言った。

「ごめん!ごめんって!まさかボス部屋の前でしかもその前に守護兵がいるなんて....ごめんなさぃぃぃ!」

え?守護兵..?

よく見てみると、拓也の後ろに何かがいた。そいつがちょうどナイスタイミングで振り向き.....

「やばいっ!とりあえず前の部屋に入るぞ!急げっ!」

「でも、ボス部屋だぜ?」

おい...wこの状況でそれ言うか?

「あの巨体にどうやって勝負挑むんだ!?ボス部屋じゃない事を祈れっ!」

そう。祈ろう。この1‰(パーミル)にも満たない可能性に。

ドォォォンと盛大な音で歓迎してくれた音は、ちゃんと《いて欲しくない奴》(ボス)にも届いたようだった。

「なぁ...航琉?めちゃくちゃヤバくないか....?」

同感。ボスに殺される気しかしない。うん。

急に奥にいたボスが消えたかと思うと、後ろから声がした。

「2名様。いらっしゃいませ。貴方方も私を倒そうと無謀な事を図った人達ですか?ここまで来た功績に免じて話は聞いてあげましょう。」

「なぁ、拓也。お前学園系のゲームやってたよな?あの女の子説得出来るか?」

「え?これって泣きながら討伐するものじゃないの?っていうか説得しちゃっていいの?」

なんで泣きながら討伐するのかは分からないが、これだけは言える。

「誰が説き伏せて仲間にしちゃいけないって言った?」

そう、別にこのゲームにルールなんて決められてないんだから、ボスを味方に出来るなんてチャンス以外の何者でもない。ましてや相手から話を聞こうとしてくれている。これを利用しない機会があるだろうか?

頼んだぞ。拓也。


ーーー


急に航琉が何を言いだしたかと思えば、「前の女の子を説得しろ」だ。気でも狂ったんだろうか?あいつは。

「え?これって泣きながら討伐するものじゃないの?っていうか説得しちゃっていいの?」

それと、ボスを説き伏せて仲間にしちゃって大丈夫なの?という問題もある。しかし、あたかも自分の思考が読めてるかのように

「誰が説き伏せて仲間にしちゃいけないって言った?」

だ。どこまで仲間にしたいんだ。あいつは。

「いつまでしゃべってらっしゃるのかしら?何らかの行動を取ってもらわないと....()りますよ?」

Wow.なんて過激なレディなんだ!そこに痺れる憧れるぅ!

「声に...出てるよ?お前本当はエロゲやってたんじゃないのか?もうそんな気しかしないわ....はぁ....なら尚更あの子を説得してくださいね♡」

こいつ....いつかこの件について土下座させてやる....

しかし、エロゲはともかく学園系のゲームをやっていたのは事実だ。

この子....褒めたら良いのか?うーん。でも、これは確かだ。相手は考える時間はくれないようだね。うん。

「もう時間切れで良いですか?本当に斬りますよ?」

え...?斬るって?

マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ!

「ちょ....ちょっと待ってくれ!君はここの主で間違いないのか?」

「今更何を?」

「君は何をしたいんだ?何故俺たちを殺そうとするんだ?」

「.....はい?最初に殺そうとして来たのは貴方方ではありませんか?今更何を仰っているのでしょうか?」

最初に仕掛けてきたのは人類?

「え?ちょっと待った。それまでお前は人類に何もしていなかったんだな?」

「はい。....私の詮索をしようとしても無駄ですよ?私には憎悪しかない。急に襲ってきたからには当然報いを受けるべきです。貴方方がどの様にしてあの守護兵を倒したのかは..いえ、案外倒してないのかもしれませんね。そこはどっちでも良いのですが....報いはしっかりと受けてもらいますよ?」

報いって....そんな酷い事を?

「ひとつ言いたい。俺たちは君に敵対する意思はない。分かってくれ。君を攻撃したりするつもりもない。」

「はぁ!?『敵対する意思はない』ですって!?人類にそんな意思を持った人が居るとは意外でしたねぇ...

ま、良いでしょう。しかし敵対する意思がないのなら何故ここに居るのですか?」

「それは......なあ航琉?言っても良いと思うか?」

「賭けだけど....まあ良いんじゃない?それと、お前どんだけエロゲやり込んでんだよw」

何故ここでエロゲなのかは分からないが、とりあえずここに来た経緯をあの人に説明しよう。


ーーー


拓也がここに来た経緯を説明している間、俺はあの女の子が何もせずに聞いている事に驚きを隠せなかった。

普通のゲームとかラノベ小説だったりしたら、「うるさいっ!」とか言って武器を振り回すのが大体なのに。

いや、ゲームとかに例えるのが間違いなのだろうか?ああいう世界観ではそうなっているだけで意外と実際は聞いてきれるのだろうか?

でも、これはどう見てもゲームの世界だ。

この件については後々考えるとしよう。今は、目の前の女の子の説得だ。


結局、なんやかんやで話を終えた拓也は疲れていた。

それもそうだろう。5分喋った後、目の前の子の質問にずっと答え続けていたのだから。

「じゃあ、結局貴方たちは、異世界から『ワープ』してきたらこの部屋の前だった。ということですね?」

「そうだ。」

「面白い方々です。私も付いて行ってよろしいでしょうか?」

え?マジ?拓也の野郎w学園系のゲーム超ガチ勢なんじゃないの?w

「「いいよ!!」」

「ありがとうございます!では、まずここから出ましょう。では、このマジックサークルの中に入ってください。」

と言ってその女の子がなにかを言った直後には、周りに良くアニメとかで出てくる召喚魔法のサークルみたいなのが出てきていた。範囲が狭いせいで拓也は「ささ!航琉!行くぞ! 可愛いレディに近づけるんだ!こんなチャンスはないっ!」などと言っている始末だ。お願いだからもうちょとサークルを大きく出来なかったのかなぁ。

「ささ、航琉さんも来てください。この城から出ますよ?」

ここは城なのか。何階建てなんだろ?

などと考えていると、「行きますよ?3,2,1....0!!!」

0と言った瞬間に3人は空中にいた。

「ちょっ、ちょっと待てっ!死ぬって!!!助けてくれぇぇ!」

うん。また空からDIVE☆っていう感じになってるんですが(;^_^A

「大丈夫ですか?もう地面にいるのですが?」

え?なんか最近驚いてばっかりだなぁ.....

「ってちょっと待った!なんで街の道の中央に落ちたんですかぁぁぁ!!」

「ダメでしたか?」

「うん。駄目。」

そういえば...拓也は...?

「こ...航琉....?俺もう死んでもいいかもしれん....」

と、ほぁ〜っとしている拓也だった。

「そういえば貴方のお名前を聞いていませんでした。教えてもらえませんか?」

すると拓也が「詩織ちゃんじゃないかなぁ....俺には分かるんだよ....」

そんなので当たるわけ..「よく当てる事が出来ましたね!そうです。私の名前は藤原 詩織です。よろしくお願いしますね!」

なんなんだ。あいつは。ギャルゲのやり過ぎでついに予知能力まで身につけたのか!?

「知ってると思うけど一応...桐生 航琉です。よろしくお願いします。」

「佐藤 拓也だ...よろしk」

バタッ。

「拓也...?」

「詩織ちゃんの.......近くに......行けた......もう死んでも......良い......かも..........」

こいつダメだ。

「ちょっと休ませれるところってありませんかね?」

倒れている拓也を見ながら「予知能力は欲しいかなぁ。」と思う航琉だった。

ご覧頂きありがとうございます!

1話をご覧頂いてどうでしょうか?

次話も見てもらえれば幸いです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ