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記憶の鎖  作者: 空き缶
12/31

第十二話:学級委員現る?

・・・・・・・・・・・・・・・。

私ってなにか言えるほどキャラでてないよね・・・。

作者〜もうちょっと出番増やしてください・・・。

by瞳

第十二話

本日は快晴なり。っていうことは・・・。


「あ〜つ〜い〜。」


そろそろ部活の大会が始まる頃だ。俺は栄介たちのを見に行こうと思っている。今日は、栄介たちは朝練でいないから俺は一人で学校へ行った。改札を通り、ホームへ向かう。いつも通りの動作。


「あれ・・・?市ヶ谷君?」


聞いたことがあるような声で、話しかけてくる人がいる。そちらへ体を向ける。


「え〜と、川島さんだっけ?」

「え、えぇ・・・。」


初めて駅で会うな。いつも会わなかったのは登校時間の差だろう。学校で気になっていたことを聞いてみる。


「そういえば、学級委員じゃないんだよね?どうして?俺、寝ていたからわかんないんだけど・・・。」


彼女はがっくりと肩を落とした。すぐ復活したからポーズだったんだろう。


「そうなの・・・。今年も学級委員はやだな〜って思ってたんだけどね、立候補したの。だけど水口さんにとられちゃって・・・。」


なんか引っかかるセリフがある。どこだろう?水口って誰だ?学級委員さぼりまくってるから、全然わからない・・・。その言葉を口に出す。彼女は少し驚きながら答えた。


「クラスのなかで、進藤くんたち以外にふつうに市ヶ谷くんに近づいて行ってる、面倒見のいい人だけど・・・。覚えてないの?」


思い出した。なにかと俺に世話を焼くやつだ。しょっちゅう俺に近づいていろいろ言っていたのはあいつが学級委員だからか。うん、納得。ついさっきまで忘れていたことを棚に上げて、そう心中でつぶやいた。なんかおもしろいあだ名持っていなかったっけ?確か・・・。


「川島さん?一つ聞くけどさぁ。」

「なに?」

「あれじゃなくて、水口さんって変なあだ名持ってなかった?」


喉まで出かかっているのだけれど、でない。このもどかしい感覚。これが難解であるほど自力でといたときは、すっきりする。今回は、それほど悩まなくてもでそうだから問う。


「確か姉御とか・・・。後、姐さんとか・・・。なんか男っぽいっていうのかなぁ・・・?」


そうだ思い出した。栄介と健介が話していたことだ。俺の周りでいろいろと言っていたなぁ・・・。あの会話はおもしろかった。


「ありがと〜。思い出した〜。」


彼女は顔を少しばかり赤くする。そして少しどもりながら答えてきた。


「べ、別に・・・、お礼言わなくてもいいよ。同じクラスだし。」


早口・・・。ものすごく早かったぞ・・・。こんな他愛もない話をしながら、電車へ乗り込んだ。


---------------------------------------------------------------------------------------


学校で栄介たちと話し合う。


「今日なぁ、川島さんと一緒に登校したよ。そんでな・・・。」

「川島さんと!!?」


言葉を続けようとしたら、栄介にいきなり遮られる。なんかあるのか?


「なんでお前らはそんなにもてるんだよ・・・。」


はてはて?そんなこと聞いたこともないが・・・。健介の方に目を向けるも首をひねっている。

栄介はうなだれながら俺たちに告げる。すぐ気を持ち直したのでポーズだろう。


「俺性格悪いって思われてんだよ。」


栄介の性格が悪い?確かに騒がしいやつだけど大して性格は悪くないぞ?考えて、仮説を組み立ててみる。


「実は俺たちがいないところで、いろいろやっている。とか?」


そんなことを言うと栄介はさらに落ち込んだ。すぐ復活し俺につっこむ。


「ぜって〜違う!俺、性格に表裏ないだろ!」


そういえばそうだった。続く仮説を組み立てていると後ろから声がかかる。


「進藤兄があんたたちといるからよ。だから性格が悪くみられんの。」


だれ?後ろを振り向く。すると人が立っている。見て思ったこと・・・。


背ぇたけぇ〜・・・。いいなぁ・・・。


「え〜と、誰だっけ?」

「アンタは・・・、いい加減に覚えろ!あたしは水口明日香!アンタと同じ学級委員だって!」


へぇ〜、こいつかぁ・・・。確かあだ名が姉御、姐さん。気になったことがあるので問う。


「俺たちと一緒にいるからって・・・?どーゆーこと?」

「進藤弟とアンタの性格がよすぎるから、隣にいる進藤兄の性格が悪くなくても悪く見えてくるんだよ。それに学年でモテモテの二人のそばにいるから、女子から恨まれているしね・・・。まぁ、そうゆうことだ。」


すごく意外。栄介がそんなことになっているとは・・・。まぁ、仕方ないな。今回ばかりは解決できない。でも一カ所は訂正を入れておく。


「俺がモテモテって言うのは間違いだぞ?」

「それはおれも・・・だな・・・。告られたことならあるけど、大して本気じゃないやつだったみたいだし。」


見ると、栄介と水口さんががっくりとしている。栄介は「この二人・・・鈍感すぎて駄目だ・・・。」とかつぶやいている。聞こえてんぞ?


「一つ教えておくわ。進藤弟とアンタのことが、女子の中ででない日は今んとこないからね。」


なにそれ・・・。


---------------------------------------------------------------------------------------

進藤弟とアンタのことが、女子の中ででない日は今んとこないからね。


脳内リピートがおこる。この言葉のせいで授業に集中できなかった。そんなはずがあるのか?ぼーっとする。作業を事務的にこなす。気づいたら周りは真っ暗だった。


「へ?もうこんな時間?」


時計を見るとバイトの時間はとっくに過ぎている。今日はもう諦めるか・・・。そして教室を出ようとする。すると俺の独り言に声がかかる。


「そうだけど・・・、アンタ今日変じゃないの?大丈夫?」


俺だけかと思ったらまだほかに誰かいた。声のした方へ顔を向ける。暗くてよく見えないが、水口さんだろう。


「水口さん。俺、なにしてた?」

「初めて学級委員の仕事をやってたけど?それと、あたしに「さん」をつけんな。むずむずする。」

「わかった。で、仕事って終わったの?終わってなかったら手伝うけど。」


一応言っておくべきだろう。だけど仕事は終わったらしく、「やることはない」と言うことだった。帰る前に校庭を見る。女子サッカー部はまだやっているようだ。そこへ向かおうとしたが、かなわなかった。


「ちょっとアンタ。かよわい女の子を一人で置き去りにする気?」


どこがかよわいんだ?じゃじゃ馬のような・・・。俺から見たらかよわいの部類には入らないと思う。


「どこが・・・?かよわい?」

「うっさいわね!」


まぁいいや。先輩と今日は約束してないし。バイトも一日だけなら大丈夫だろ。淡い希望を持たせて諦めて一緒に帰ることにした。


「まぁいいけど?一緒にかえんの。」



学校を出て歩いていく。水口も電車だろうから、駅までは一緒だ。そして単刀直入に話を切り出す。


「で、俺になんのようだ?」


こいつが単に最後まで残っていたからって俺と帰るのはあり得ない。と、思う。帰ってきた返事は予想通りだった。


「いや〜、今日アンタ上の空だったからさぁ、気になって。」

「そうそう。俺も聞きたいことがあったんだ。『進藤弟とアンタのことが、女子の中ででない日は今んとこないからね。』ってどうゆう意味だ?俺ってなんか悪事働いたり、目立つようなことは・・・したか。なんでだ?」


昼休みの時と全く同じ反応をする。そして俺に告げる。


「アンタ、バカ?アンタはなぁ女子に惚れられてんだよ。理解できたか?」

「んなわけねぇだろ?俺、まだ一回しか告られてないけど?」

「バーカ。もうちょっと周りに目を向けろ。あたしが言えんのはそんだけ。」


意味わかんない・・・。しかも走り出したし。やっぱ、あいつじゃじゃ馬・・・。

俺はのんびりと家へ向かっていき、家へ着いたとたんに驚かされることになった。

PCぶっこわれました。すみません。

おそらくウィルスにやられているかもしれないので、復旧まで時間かかります。

楽しみにしていたかたは(いるなら)すみません。

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