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ババアとイケメンとテロ喫茶

 一方、その頃。

 お婆さんは別のトラップへと誘導されていました。

『イケメン喫茶~ワインテロは教書の味~』という危なっかしい名前の喫茶店です。もちろん、お客はお婆さん一人。

「ぐふふ、眼福眼福」

 ウェイトレスはいません。いるのはウェイターのみ。しかも、全員美青年。

 お婆さんの胸は高鳴ります。

「こやつらを拉致してワシと結婚させようかの。こやつらもワシの魅力にイチコロのはずじゃ」

 勘違いを正してくれる人はここにはいません。

「ようこそ、マドモアゼル」

 イケメンウェイターの一人が優雅に一礼してお婆さんを座席まで誘導します。お婆さんはその青年の後ろをひょこひょことついていきました。

 指定された座席に座ると、お婆さんは

「そこなイケメンよ。ワシの嫁になれ!」

 とのたまいました。普通ならば

「黙れこのBBA! 年を弁えろこのエイリアンめが!」

 と言われるところですが

「おやおや、ご冗談を。あなたのような淑女が私などにそのようなお声掛けを……もったいないです」

 とやはり優雅に返します。やるなこのイケメン。

「お疲れでしょう。まずはこのお水をどうぞ」

 イケメンウェイターはコップにミネラルウォーターを注ぎ、お婆さんに差し出します。それをお婆さんは大口をあけて、がぱっと飲み干しました。

「うむ、美味い! イケメンの水は最高じゃ。そうじゃの、何か注文をしようではないか」

 お婆さんはヒ素入りの水を何事もなかったかのように消化しました。

「MEUSKG。第一ミッション失敗。ヒ素程度では反応しない。次の策を」

 イケメンの後ろでは別のイケメンが物騒な電話をかけていますが、お婆さんは気付きませんでした。

こんばんは、星見です。

何というタイトルでしょうか。


執筆時間が三分と言われたら呆れられるかもしれません(笑)


ではまたお会いできることを祈りつつ……

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