第三話:元の思惑
お久しぶりです。
二か月も行方不明となりすみませんでした。
さて、短く駄文ですが
どうぞ。
俺は鼻歌交じりに、トラックを運転する。
「やけに楽しそうだな」
隣には、黒いつややかな髪を持った彼女と同じ存在がいる。
「いやぁエンジン付いていたら、どんな乗りものでも楽しいよ。」
実際は、車よりバイクのほうが好きなのだが。
B-kingとか隼とかZZRとかNINJAとか・・・・・・
最初に乗ったバイクは、ゼルビスだっけなぁ~懐かしい。
「へぇ~乗ったことないから解らんけど、そんなものなのかね?」
「あぁこの任務が終わったら、俺・・・船舶免許取るんだ。」
死亡フラグも回避しておいて・・・と
「いろいろと待て。」
俺は首をかしげる。
「お前いくつ、免許持っているんだ。」
「MT普通車、MT大型二輪(と自家用操縦士ボソ)だけかな?」
「いやいやいや、今ぼそっとなんて言った?」
その反応おいしいです、アウアウアウ。
「その言葉をいろいろな人から聞くためだけに、100時間以上のフライトに耐えたといっても過言ではないさ。」
最初は、才能がないのかってぐらい危なかったしなぁ。
バイクの時はすんなりいったのに・・・
【注:こんな馬鹿な考えで免許をとると、後で後悔します。】
「何という無駄な努力。」
無駄って言うなよ俺の努力の結晶を。
「お、もうそろそろ着くぜ?」
大きくて無機質な壁が見え始める。
「五聖院地外都市へようこそ、京?」
驚く目でその壁をみる京をよそに俺はそうつぶやく。
ゲートの前で車を止めると、警備員がこちらに向かってくる。
「ID:と所属団体名を述べてください」
「ID:0984621所属は『エンジェル』だ。」
「しばらくお待ち下さい。」
俺は確認の間暇になる。
「すごい徹底してるね?」
そう京が言ったので、俺は苦笑いをする。
「そうでもないよ?外部からIDを追加したり、魔法で幻覚見せたり、能力で精神を操作できたりするから。」
「確認が取れました。『そばに遍在する混沌』様ですね?そちらの方は?」
俺は、彼女の学生証を懐から出すと、警備員に渡す。
「五聖院の入学者だ。特定の団体にはまだ入っていないので、IDなどは持ち合わせていない。」
警備員はその場で学生証をスキャニングすると、こちらに返してきた。
「了解しました。ようこそ五聖院地外都市へ。」
俺はそのままトラックを走らせる。
「そういえば、おまえって超能力者だったよな?どんな能力なんだ?」
俺はその問いに、答えずらいなぁと思いながら
「一応は、『ネクロマンシー』ってなってるけど『シャーマン』に近い特性を持っているなぁ」
「どういうことだ?」
「ん~、霊を憑依させて能力を借りる能力なんだけど、死体に霊を憑依させることが可能だから、皮肉ってそう呼ばれているんだ。」
実際は、能力を借りそして覚える能力だけど。
「常識ってものを知っているか?」
ひでぇ言いようだなぁおい。
ちなみにこの特異な能力おかしな点があって・・・
「魔法も使えます。」
「おい、まてこら。」
女の子がそんな汚い言葉を使ってはいけません。
「能力者は魔法と相性が悪くなる。つうか発動しなくなくなるって常識知っているか?」
「知ってはいるが、俺には関係ない。」
俺はブレーキを踏み、車を停める。
「ここが俺の小さい家だ。」
約30人が共同生活が送れるぐらいの広さの家だけど・・・・
何と広大な庭つき
「豪邸じゃねぇか!」
ツッコミありがとう、さて搬入作業だ。
あいつは大量の分身をつくり、俺の少ない荷物を運びこんでいく。
「おや、もう到着なされましたか」
いかにも執事というような、初老の老人が現れた。
「あぁただいま。京、彼はこの家に仕えてくれている人の一人で宮田という。」
ちょっとまて、さっきの自家用操縦士にも文句言いたいけど、執事がいるってことはこいつまさか・・・・
「もしかして、おぼっちゃん?」
「いや、一般庶民だけどねぇ。まぁこの仕事していると、いろいろあるのさ。」
いやいや、何その怖い仕事。
「んじゃ、俺は戻ってきたから、支部にあいさつ行ってくる。宮田、頼んだぞ?」
「わかりました。スーツは?」
「いらん」
元は本当に何を考えているんだろうね?
「えっと、俺の部屋は・・・」
「こちらになります。」
俺は屋敷の中を案内されながら歩いていく。
「こちらになります。」
俺は宮田さんに頭を下げ、室内に入る。
室内は、可愛らしいものなど一切なくベッドとタンス俺の持ってきたものが並べられているだけだった。
大方、エミさんが裏で手をまわしたのだろう、元にやらすとピンク色の何とも形容しがたい甘ったるい空間ができそうだな。
「ふむ・・・・」
服のほうも、おとなしめで安心した、これでフリルのふんだんについた可愛らしいもの着せられた日にゃ、首をくくれル自信がある。
俺はドスンと、ベットに倒れ込む・・・・・
「はぁ~、なんでこんなことになったんだ?」
「やっほ~い、エミ?」
近代的建物の、事務室にいるエミに声をかける。
「どのような御用件でしょうか?『そばに遍在する混沌』様」
「またまた、他人行儀な・・・・怒っている?」
エミの容姿はブロンドかかった髪に猫のようなアーモンドの目の少女だ。
可愛いと形容できるその容姿が今は、すごい恐怖に感じる。
「あの~エミさん?怒ってる?」
「怒っていないとでも?ここ数日の規則違反、無断欠勤に挙句の果てには、護衛対象を危険にさらす行為・・・・これで怒っていないとでも?」
アハハハ・・・・なーんもいい返せないね(笑)
「それで?説教受けにきたわけではないんでしょ?」
俺はうなずく。
「そろそろ、学生に戻ろうかなと、手続きしに来た。」
「そういえば、まだ高校生でしたものね?」
いちいちとげのある言い方、どうにかならんのかこいつは・・・
「護衛任務としておけば・・・」
俺は少しため息を吐く。
「頼むよ。訳は・・・今晩、俺の家に来てくれないか?そこで話す。」
「解ったわよ。」
俺は書類を提出し、軽く欠伸をする。
「しかし、能力者の中で最強とも歌われている貴方が仕事を停止させるなんてね?」
苦笑いをすると、出されたコーヒーを飲む。
「なんかさ、今の貴方ちょっと危ういよ?まるで、姉さんを・・・」
「そうでもないぞ?」
確かに、無理している感があるが、そのために休みを取ると言えば取るのだ。
「今を楽しみながら、生きてるよ。」
約束を守るためなら、なんだってするけどね?
おかしいわね?
どこにどう侵入しても、彼の記述があり得ないことになっている。
「それに」
『エンジェル』、『魔法協会』、『研究所』のTOPが全員行方不明という点も気になる。
彼はこのことを知って、私に調べるように依頼してきたのかしら?
だとしたら、彼の周りで起きる出来事はとても愉しそうなものになりそうだ。
「データフォルダ元」
音声認識で、二種類のデータがあらわれる。
そのひとつには、こう書かれている。
魔道協会、Sランク魔法使い『東雲 元』と・・・・
主人公(元)のほうのスペックがおかしい件・・・・
どうしてこうなったし・・・・
ちなみに私は自家用操縦士は持っておりませんので、ツッコミはボケで受け流します(キリ