悶着
本日投稿文の3話目になります。
投稿順を間違え申し訳ありませんでした。
何かすごく良い夢を見ていたような気がする。
もっと続きを見てみたいような心地の良い夢だ。
夢が終わるのが勿体ない様な、団長の良い匂いのせいかもしれないが
良い夢見心地だった。
突然の雷鳴轟かんばかりの怒鳴り声に
心地よい夢の世界より現実に引き戻された。
何か非常に良いところで起こされた気分になり
少しイラっとしてしまった。
「どうしたんですか?大きな声が聞こえましたけど。」
「何があったんですか?朝っぱらから大声出して。」
「朝早くから騒ぐと良いことありませんよ。」
「もう少し寝かせてください。」
他の騎士団員も目が覚めたみたいで、大福4人組がやって来た。
何かまだ4人とも寝足りない雰囲気だ。
「お前たちか、こっ、こっ、これを見てみろ。」
「「「「あ~、団長だけずるいぃ~」」」」
団長はこの騒ぎの中まだ気持ち良さそうに俺の膝で寝ている。
結構図太い神経も持ち合わせているようだ。
「え~っと、これには色々事情がありまして・・」
俺は団長の頭を膝に抱いたまま何か言い訳をしようと考えたが
「あはははっ」
何も出てこなかった・・・が、少しして団長が起きた様だ。
「何だか周りが少し騒がしいですね。
あっ、ノーブ殿おはようございます。」
とても良い笑顔での挨拶はどうでもいいから
早く頭をどけてくれと思いつつ
「おはようございます、団長」
挨拶を普通に返してしまった。
「おはようじゃありません、団長。
その汚らわしい男の膝から頭を起こしてください。
早くこその男から離れてください。」
「そうですよ~、団長。
早く離れて代わってください、今度は私の番です。」
「「「えぇ~、私の番よ。」」」
その声に反応するように団長・副団長は
「「お前たち、何を言うか。」」
「誰にも膝は渡さん。」「誰も近寄ってはならん。」
「「・・・えっ?」」
やっと俺の膝から頭を上げた団長と副団長が顔を見合わせるも
その様なコトにお構いなしで
「今夜は私たち4人と一緒に寝てくださいね。」
大福4人は言い切って、さらに俺の両手を取って自分の胸に押し付けてきた。
団長は顔を赤く染め、副団長は元々赤かった顔をさらに赤くし
「「お前たち、早く持ち場に戻れ!!」」
「「「「はぁ~いぃ」」」」
足早にどこかに向かって行った。
大福4人組が去っていくのを確認した後
怒り顔の副団長は名残惜しむ団長を伴って洗面に向かっていった。
東屋に一人残った俺は、やれやれと思いながら
「今、洗面に行ったら大変だろうな・・・」
まだここの暫く腰を据えることにした。
少しすると、最年少の少女がやって来た。
「朝早くからお騒がせして申し訳ありませんでした。
どうか、お気を悪くなされませぬ様お願いいたします。」
「あ・・気にしてないから、大丈夫だよ」
そう返事をしたら、頭を下げ去って行った。
何だか、あの子が一番しっかりしてそうだ。
確か白の君だったか・・・
まぁ~12歳で真っ赤だったり、真っ黒だったらちょっとね。
白で良かった。
白パン最高!!
投稿順を間違えてしまいました。
御不快を抱かれた読者様もいらっしゃるとは存じますが、何卒ご容赦の程お願い申し上げます。
最後までご覧いただき有難うございました。




