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第3話 メンバー募集

魔王が復活して2日目。

私の予定では魔王がやってくるはずなのだが…。

「全く来ない!なぜだ!魔王は主人公の前に現れるんじゃないのか!」

「何言ってるのよ。ここは、魔王の城から1番離れた場所よ。王都すら支配出来てないのに、駆け出しがほとんどの街にわざわざ足運ぶと思う?」

「主人公がいたら絶対来る!」

それを聞いたリーンが馬鹿馬鹿しそうに

「そもそも主人公って誰よ?王都にいる子?剣士?私?あなた?主人公なんている訳ないじゃない。そんなのが居たらとっくに魔王倒されているわよ。それよりも、クエストよクエスト!あなたも強くならなきゃ魔王なんて倒せないでしょ。」

こいつどうでもいいからって話逸らしやがった。しかし、強くならなくては行けないのは事実だった。

「そうだな。とりあえず私らが出来そうなクエストを取ってこよう。」

〜掲示板〜

「んー。なにか面白いのないかなあ」

「面白いじゃなくて私らに合ったクエスト探せよ…。しかし、どれも難しそうだな。」

ウインタークイーンの討伐やファイヤーキングの討伐などどれも今の私たちじゃ無理なものばかり

「…ん?ウインタークイーンとファイヤーキング?なんで季節全然違うのに依頼がでてるんだ?」

「そりゃあ地球とは違ってこの世界は四季で分かれてるからね。今ここにいるのは春。1番弱いモンスターが多い季節よ。」

へー。そんなものがあったのか。この世界も面白いところあるじゃないか。

「しかし、どうしたものか。これといって弱いモンスターは居ないぞ?」

「クエストは早い者勝ちだからね。みんな弱いクエスト持って行っちゃったのよ。」

そう。ここは、一昨日まで魔王やモンスターとなんて縁がなかった。それが、魔王が復活してモンスターもでてきたため、レベル1である私たちは弱いモンスターから始末するしかない。

「それじゃあどうするんだ?今のレベルじゃあウインタークイーンやファイヤーキングなんて倒せないぞ?」

クエスト討伐ができない限り、レベルは上がらない。

「そんなの、レベル上げればいいじゃない。本当にあなた馬鹿ねw」

そんなこと考えてなかったため、その時は何も言えなかった。

〜草原〜

「よし!ゴブリン倒してなんとかレベルアップした!」

「そっちは順調そうね。でも、私の方が先手だからね!ゴーレムハンマー!」

リーンは、スライム相手にしてゴーレムを作り、スライムを5匹まとめて粉砕させた。

「…あれ?物理攻撃はなんであろうとも全く効かないって…」

「さあさあさあ!どんどんレベル上げていくわよ!」

あー。もうこいつのこと信用しない方がいい。

しかし、先手を取られてばかりで許すような愉快な人間ではない。

2人とも、頑張ってレベル上げをした。

刑務所(ギルド)

「はぁ〜…。頑張ってもレベル5かぁ…。この先の事を考えると辛いなぁ…。」

「それだけ地球のキャラクターも頑張って上げてたのよ。」

「お前だけには言われたくないよ!炎攻撃1発でスライム100匹倒したやつに言われたくないよ!お前チートだよチート!」

私に関しては人一倍努力しないといけないのはわかってるが、どうにも気に入らなかった。

「別に私は通常攻撃しただけよ?あなたやスライムが弱すぎるだけなのよw」

クソッ!下品なヤツめ…。

「まぁ、そのおかげでレベルは20。楽ってもんよ。」

「しかし、それなら相当大きい技覚えられるでしょ?なら、新しい技覚えちゃえば?」

レベル1から20に上がれば相当のポイントを手に入れられたはずだ。しかし…

「いやよ。」

「拒否る?!そこ普通拒否る?!この小説終わっちゃうよ!?」

「この小説ってなんの小説よ。とりあえず、いやよ。てか、あなたはなにかスキル手に入ったの?」

「簡単な魔法なら手に入れたよ。」

「ふーん。」

そんなこと言っても興味ないよなあ。そうだよなあ。

「あのさ、普通はその小説なんちゃらが終わらないようにするにはポイント使う以前にパーティーメンバーを増やさないと行けないと思うのだけど。」

「それだ!パーティーメンバーは必要だもんな!早速パーティー募集しよう!」

〜貼った翌日〜

「な、なんじゃこりゃあぁぁああああ!」

家の前にはたくさん人がいた。

「パーティー募集見た人達じゃない?」

「なんでこんなに…」

まさか…

「お前か!」

「お前かって言われても、有名なのは仕方ないじゃない。」

「面接なして入れるって書いちゃったよこんな人数従えないよどうしよう…。」

「あ、リーンがいたぞ!早速クエスト行こ〜!」

「リーン。早く強いやつ倒そうよ」

「@&#★¥○@◎◆#▽!」

ギャルの次はカオスかよ。もうこの世界なんなんだよ…

「とりあえず、順番にやっていこうか」

「順番なんてしないわ。」

「…え?」

そんなことを言うとリーンは窓を開けて顔を出し大声で言った。

「1人は私の作った特製カードを30分間で1番多く取れたヤツが勝ち。もう1人は私の作ったパンチングマシンで1番記録が多かったやつが勝ち。買ったやつらは私たちの仲間にするわ。だから、今から受付を始める。皆はそこで受付をしてね。」

「そ、そんなの無茶苦茶だろ!面接なしで入れるって書いたのに…」

「無茶苦茶じゃないわ。この子達も乗り気だし、とりあえず下行きましょ。」

言われた通り下に行った。そこにはさっきまでなかったはずの受付が豪華に設置されていた。

リーンの行動力はさすがだ。誰にも勝てないだろう。

「はいどうぞー。」

しかもちゃんと番号札まで作って。さすがは神様。下品じゃなければ本当に最高なのに。

ー受付が終わった。

募集人数は1万人。

こんなに居たなんて思ってなかった。

「それじゃあ、これからルール説明をします。まず最初は私が作った特製カードを30分間取り合ってもらうわ。だけど、特製だから簡単に取れると思ったら大間違いよ。頑張ってね。」

「おー!」

「それじゃあ始めるわ。よーい…ドン!」

そういってリーンはカードを投げた。

そのカードはとても移動速度が速く、普通の人間ならば追いつけない。

そんなカードを軽々しくとったのはとてもゴツイ人だった。盗賊だろうか。

そのカードは逃げようとせず、ただ静かに…していなかった。

そのカードは様々な魔法をくりだした。

水攻撃から氷攻撃、風攻撃と更には炎攻撃まで 。

炎攻撃してよく燃えないなと思う。

それにしても、こんな完璧なカードをどうやって取るのだろう。私は気になって仕方がなかった。

-30分が経過した。

あの完璧なカードをとったものは、とてもイケメンな人だった。

「えーっと、今カードを持ってる番号1。あなたを私の仲間に入れることにします。ようこそ、私のパーティーへ!」

さっきのピリピリした声とは別にとても優しくて神々しい声で歓迎した。

「リーン様のパーティーに入れるなんて羨ましすぎるぞ!」

「このイケメン野郎!」

さっきのピリピリした雰囲気は一瞬で吹き飛び、とてもにこやかになった。

このパーティーに入ったことに後悔させられると思うのは私だけなのだろうか。

「さて、次の試合に入ろう。」

「…。」

「次のルールは、この特製パンチングマシンを殴ってもらうだけ。やり方はわかるわよね?その中で記録が大きかった人が勝利。それじゃあ1番を除く2番からにやってちょうだい。」

次々と殴っていく。

しかし、いくら人が殴っても記録は0。

「おいこれ壊れてんじゃないのか?どれも0はおかしいだろ!」

「あら、特製って言ってたわよね?それは、特定の記録がでないと絶対記録つかないわよ。」

「じ、じゃあ、この街一の親方様にやってもらおうぜ」

そう言うと、その親方らしき人が出てきた。

その人はとても筋肉質で正直怖くて苦手だ。

「フンッ!」

バン!

それは、とても強く、普通の人間がくらったら絶対死んでるやつだった。

しかし、その記録は…1だった。

リーンはどんなやつを求めてるんだろうと思った。

その後、どんどんやっていった。

その中で、1人だけ怪力の奴がいた。

その人の記録は、1億。リーンには及ばないものの、それはとても大きい音がした。結果は目に見えていた。

「はい。全員終わった中で一番なのは、記録1億、番号10000!番号1と共に、私たちのパーティーへようこそ!」

さっきよりも大きな拍手であった。

「まさか姉妹揃って選別させられるとはな!」

「本当にお前らはすごいぜ!」

「ありがとう。ありがとう。」

「あわわわわ…どうしよう…」

…この2人が姉妹?どう見ても性格が真逆だが…。

しかし、そんな事はどうでもいい。パーティーメンバーも決まったわけだから、これからは色んなところに旅できる!

私は、これからの冒険にとてもワクワクしていた。

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