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忠臣の信頼

するよ?するよ?っていって忘れてたやつ。

アルベルトは生け簀まで案内すると近くにある岩を指差した。


「これじゃ」


「これは?」


「これはの、海底でしか取ることのできない海塩岩じゃ。そのままじゃが海の塩が固まってできた塊じゃ。これを削れば塩ができる。それも濃厚な海の栄養と魔魚の死骸のエキスが染み込んだ海塩岩じゃ」


海塩岩と呼ばれた岩は青白く神秘的な結晶だった。


「これは食べられるのか?」


「もちろんじゃ。あとはそこの生け簀にある海草も乾燥させて出汁をとればうまいぞ」


出汁をとる文化はあるのか。異世界ものによくある料理文化無双はここでは聞かないようだ。バルトに今度どんな料理があるか聞いてみよう。


「この海草の生け簀は海と接続させてるのか?」


「新鮮な海水を与えないと死滅してまうからの、ちゃんと穴をあけておるわい」


その辺りは魚人の知識なのかしっかりとしている。


「この生け簀だがもっと大きなものは作れるか?」


「作れないことはないが、どうしてじゃ?」


「この魔魚達、共食いして大きくならないか?」


「ぬ、ならないとは言い切れないのぅ」


「生け簀間の入口を作って、幾つかの生け簀をつくり、魚達の逃げ場をつくる。ある程度の大きさになると一つの生け簀から逃げられなくなるから、そいつを食べる。という風に食べる大きさの基準を決めておけば、どれくらいでとるかも迷わないし、共食いで全滅をしなくなる」


昔そういうゲームがあったからな。小さい魚が自分より小さい魚を食べて徐々に大きくなっていくゲームが。


「なるほど、大きさに基準か。逃げ場の大切さ。うむ、承知した。アリスに頼んで増やしておこう」


アルベルトとはある程度の話がまとまったので、スキルについて話をうつした。


「フリードやアッシュ達にも話したんだが、スキルをできるだけたくさん覚えてもらって戦闘できるようにしてもらいたいんだが、いいか?」


「わしも願ったり叶ったりじゃ。覚えられるスキルを教えてくれぬか?」


《魚人族》

名前:アルベルト

メインジョブ:【なし】

サブジョブ:【なし】

地位:双銛使い、釣り好き

統率力:G 魔鯨:アリス

武力《2》魔力《1》気力《1》

耐力《2》速力《3》技力《1》

スキル:【統率Lv1→3】【言語学Lv1→2】【魔獣使いLv1→3】【スキル枠1】【漁Lv0.17→0.27】【遠見Lv0.53→0.58】【槍術Lv0.50→0.52】【細工Lv0.42→0.43】



「うん、短時間で結構色々上がってるぞ。このまま精進していくといずれスキルを与えられるね。おそらく【遠見】か【槍術】か【細工】のどれかだな」


「ふむ、どれも漁に使えるものじゃな」


アルベルトは腕を組んで頷いていた。


「生活に役立つものでよかった。次はライゼンにアドバイスを言ってくる。魚のことは任せたぞ」


「承知した」


アルベルトと別れ、砂浜に向かった。残念ながら生け簀にコボルト達はいなかった。探すとすれば砂浜だが…いたいた。


「いいか、サーラ。この釣竿を使えばあの魚が釣れる、わかったか?」


ライゼルは釣竿を振り回しながら解説する。


「わかったのです!」


サーラは元気よく手をあげた。


「さすがです、リーダー」


マールは釣竿うんぬんではなくライゼルを褒めた。釣竿を持ってるのがライゼルだからこそ興味があるが、アルベルトが説明しても興味を持たないだろう。


「なぁ、あれって普通の…」


「気にしたら駄目だ。あれは釣れる、いいな?」


まともなモルトは言いたいことがありそうだったが、もう一匹のコボルトが押しきった。


「サーラ、この針にこの木の実をつけるんだ」


「はいなのです!」


「マールもだ」


「はいっ!」


三匹がイチャイチャしてる頃、モルトともう一匹は短剣で素振りをしていた。


「リーダーは相変わらずだが、マールも相変わらずだな」


「仕方ない。マールはリーダーに惚れてるんだ。俺達が邪魔するわけにはいかねえ」


「いじけんなよ」


「いじけてねぇよ」


「いじけるなよ」


「だからいじけてねぇって!え?そ、村長!?」


あまりにも面白いことになっていたので讃歌してみたが、そこまで驚くことか?


「いじけるなよ~」


「い、いじけてないですよ…」


モルトが良い感じのいじられキャラだったので、いじってみた。


「お前達は今暇か?」


「村長、忙しそうに見えますか?」


「モルトは忙しそうだぞ」


もう一匹のコボルトは私の後ろでそろそろしてるモルトに溜め息をついた。


「モルトぉ…」


「そういえば自己紹介をしていなかったな。私は村長をしているキキョウだ」


「お、私はソウマといいます。不甲斐ないリーダー共々よろしくお願いします」


「楽に喋ると良い。別に偉いわけでもないからな」


「ありがとうございます」


ソウマというのか。かっこいい名前だな。今度つけるときの参考にしよう。ん?そういえば忠臣以外のステータスって見えたかな?


お?なんかロックがかかっているな。おそらく部下の部下だからライゼル辺りが管理するのだろう。じゃないと王と領主の関係性が成形できない。


「ソウマのステータスはライゼンが管理しているのか?」


「え?村長が管理するんじゃ…?」


「私にはロックがかかっていてできないみたいだ」


「ちょっとリーダーに聞いてきます」


ソウマは小走りでライゼルのもとへ向かった。そんな中、未だにちらちらと三匹の和を眺めている。


「モルト、そんなにチラチラ見てるなら参加してこいよ」


「だ、だって妹の邪魔したくないじゃないですか…」


「じゃあチラチラ見るな。女性は視線を感知する力がある。バレバレだから、あそこに入るかやめるかのどちらかにしろ」


「ど、どちらか…っ!?そ、村長、ちょっとぉ!?」


踏ん切りのつかないモルトの手を引っ張ってライゼンのもとへいく。ちょうどソウマがライゼンと話終えたようだ。


「兄貴、俺には小難しいことはわからないんで、こいつらのことお願いします!」


ライゼルがそう言うとウインドウが開き、文字列が現れた。


《一人の忠臣から部下を託されました。》

《村人が14人に増えました。》

《村人募集が行えるようになりました。》

《ライゼルが【忠義】を獲得しました。》

《ライゼルが1SP獲得しました。》

オープンチャットやってみて孤独を感じるってね。あとおすすめの全く有名じゃなくて面白い漫画教えてください。

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