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私の異世界物語  作者: 宮古奈都
一章
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一話  はじまり

 その日は、風がとても強い日でした。


 あたし、エリカは普通の小学六年生です。


 十一月のある日、学校の帰り道。いつもの通り下校していたら、突然とても強い風が吹いたのです。


 木の葉は舞い散り、ぐるぐるとあたしを包む様にらせんを描いてあたしを覆い隠しました。


 あたしはなすすべもなくただその場に立っていることしか、出来ませんでした。


 目の前は木の葉しか見えずあたしは、目をつむりました。強い風で呼吸をするのもやっとです。 


 

 ……どれくらいたったのでしょうか。


 しばらくすると、風は止んでいました。


 閉じていた目を開いて、あたしは呆然としました。


 

 目の前に広がる風景はいつも見慣れたものではありません。


 木々が生え、森の中にいるのです。


 

 ……あたし、信じられません。


 夢だろうとほっぺたをつねります。


 い、痛いです……。


 夢じゃないことは確かです。


 よく、女子高校生のお姉さんが異世界トリップするお話は読んだことはありますが、あたしもその展開なんでしょうか?

 

 

 立ち止まって待っているわけに行きません。歩いて進んでみようと思います。

 

 

 これから、あたしの物語が始まるのです。


  

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