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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第67話「新たな主演オーディション」

全国ツアーまで残り1か月。

Twinkle Twinsは忙しい毎日を送っていた。

そんなある日。

事務所。

担当マネージャー

「二人とも」

真優

「はい!」

美優

「どうしました?」

担当マネージャー

「大型アニメ企画です」

真優

「おっ!」

美優

「例のニュース」

机に資料が置かれる。

タイトルはまだ未公開。

だが。

原作は大人気小説。

アニメ化決定直後から話題沸騰。

さらに。

主人公は双子。

真優

「双子!?」

美優

「運命かな」

担当マネージャー

「主演オーディションがあります」

真優

「受けます!」

担当マネージャー

「まだ説明してません」

真優

「受けます!」

美優

「受けます」

担当マネージャー

「即答ですね」

当然だった。

声優として。

絶対に挑戦したい作品だった。

その頃。

別の事務所。

一ノ瀬葵も資料を読んでいた。

「双子主人公……」

マネージャー

「受ける?」

「もちろん」

前回は負けた。

でも。

今の自分は違う。

「今度は勝つ」

オーディション当日。

会場。

真優

「緊張する」

美優

「いつも通り」

真優

「毎回緊張する」

美優

「知ってる」

受付を済ませる。

すると。

「あ」

真優

「葵ちゃん!」

美優

「久しぶり」

「久しぶり」

少しの沈黙。

そして。

真優

「負けないよ!」

「私も」

美優

「全力でいこう」

三人は笑う。

敵意はない。

でも。

負けたくない。

そんな空気だった。

控室。

次々と名前が呼ばれる。

真優

(落ち着け)

美優

(集中)

(絶対に)

そして。

スタッフ

「真優さん」

真優

「はい!」

真優が立ち上がる。

スタジオ。

審査員たち。

マイク。

台本。

真優は深呼吸する。

そして。

演じる。

主人公の感情。

喜び。

悲しみ。

希望。

今まで経験した全てをぶつける。

終了。

審査員たちが顔を見合わせる。

真優

(やり切った)

続いて。

美優。

静かな演技。

繊細な感情表現。

会場の空気が変わる。

そして。

葵。

以前よりも遥かに成長していた。

力強い声。

圧倒的な存在感。

審査員の一人がメモを取る。

全員。

本気だった。

オーディション終了。

外へ出る。

夕暮れ。

真優

「終わったぁ……」

美優

「疲れた」

「全力出せた」

真優

「うん」

誰が受かるか分からない。

でも。

後悔はなかった。

全力で挑んだから。

その時。

担当マネージャーから連絡が入る。

真優

「?」

美優

「どうしたの?」

メッセージを見る。

そして。

真優

「え?」

美優

「何?」

真優

「全国ツアーの大阪公演」

美優

「うん」

真優

「完売した」

美優

「!」

「すごい」

大阪。

故郷。

仲間たちが待つ場所。

そのステージが。

満員になる。

真優は思わず笑った。

そして。

美優も。

全国ツアー。

主演オーディション。

どちらも結果はまだ分からない。

だけど。

夢へ向かう道は確かに続いていた。

第67話 完

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