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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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357/462

第57話「満員のステージ」

デビューライブ当日。

朝6時。

真優

「眠れなかった」

美優

「私も」

真優

「一時間くらい」

美優

「二時間」

真優

「負けた」

美優

「だから勝負じゃない」

しかし。

二人とも緊張していた。

今日は。

Twinkle Twins。

初ライブの日。

会場到着。

真優

「大きい……」

美優

「想像以上」

巨大なホール。

客席。

ステージ。

照明。

音響設備。

全てが本格的だった。

真優

「ここでやるの?」

担当マネージャー

「そうです」

真優

「帰りたい」

美優

「今さら」

リハーサル開始。

音響確認。

立ち位置確認。

ダンス確認。

スタッフ

「問題ありません」

真優

「問題あるの私の心臓です」

美優

「分かる」

昼。

控室。

そこへ。

コンコン。

ドアが開く。

真優

「あっ!」

美優

「みんな」

大阪から来た仲間たちだった。

賢太郎。

玲美菜。

龍太郎。

玲美愛。

将規。

将信。

真優

「来てくれた!」

玲美愛

「当然!」

賢太郎

「大舞台だな」

龍太郎

「すごい会場」

将規

「緊張してるか?」

真優

「してる!」

美優

「かなり」

将信

「それでいい」

玲美菜

「頑張ってね」

仲間たちの言葉。

少しだけ。

不安が消えた。

開演30分前。

スタッフ

「まもなくです」

真優

「きた……」

美優

「うん」

ステージ袖。

客席のざわめきが聞こえる。

満員。

本当に満員だった。

真優

「信じられない」

美優

「応援してくれる人がいる」

照明が落ちる。

会場が暗くなる。

歓声。

拍手。

そして。

司会者

「お待たせしました!」

歓声。

司会者

「Twinkle Twins!」

会場が揺れるような歓声。

真優

「……!」

美優

「行こう」

真優

「うん!」

二人は走り出す。

ステージへ。

スポットライト。

眩しい光。

何千人もの観客。

真優

「みなさーん!!」

大歓声。

美優

「今日はありがとうございます!」

さらに拍手。

その景色。

その瞬間。

二人は忘れられないと思った。

音楽が流れる。

デビュー曲。

歌う。

踊る。

練習した。

何度も。

何度も。

泣きそうになるほど。

そして。

全力で届ける。

サビ。

客席がペンライトで輝く。

真優

(綺麗……)

美優

(すごい)

歌は続く。

最後の音。

演奏終了。

一瞬の静寂。

そして。

割れんばかりの拍手。

歓声。

声援。

真優

「ありがとう!!」

美優

「本当にありがとう!」

二人の目には涙が浮かんでいた。

夢だった。

小さい頃。

テレビの前で憧れた世界。

今。

自分たちが立っている。

ステージの上に。

ライブ終了後。

楽屋。

真優

「終わった……」

美優

「終わったね」

二人は涙を流しながら笑う。

そこへ。

担当マネージャーが入ってくる。

担当マネージャー

「お疲れ様でした」

真優

「ありがとうございました」

美優

「ありがとうございました」

マネージャーは一枚の資料を差し出す。

真優

「?」

美優

「何ですか?」

担当マネージャー

「ライブ成功記念です」

資料を見る。

そして。

二人は固まった。

真優

「え?」

美優

「全国ツアー……?」

担当マネージャー

「決定しました」

真優

「えええええええ!?」

こうして。

双子の夢は。

さらに大きな舞台へ向かうことになる。

第57話 完

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