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『君の笑顔が可愛すぎで好きだった!』  作者: 優貴(Yukky)


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第37話「夏休み計画会議!」

期末テスト返却から数日後。

七月。

一年二組の教室には、どこか浮き足立った空気が流れていた。

理由は一つ。

もうすぐ夏休みだからだ。

玲美愛 「夏休みだぁぁぁぁ!!」

雅也 「まだ始まってない」

賢太郎 「気が早い」

真優 「楽しみだね」

美優 「うん」

将規 「確かに楽しみではある」

玲美愛 「よし!」

突然立ち上がる。

雅也 「何だ」

玲美愛 「夏休み計画会議を開きます!」

賢太郎 「始まった」

真優 「楽しそう」

美優 「うん」

玲美愛はノートを取り出した。

表紙には大きく。

『夏休みやりたいことリスト』

と書かれている。

将規 「準備いいな」

玲美愛 「もちろん!」

朝倉先生が通りかかる。

朝倉先生 「授業前だぞ」

玲美愛 「計画会議です!」

朝倉先生 「先生を巻き込むな」

教室が笑う。

昼休み。

六人は机を囲んでいた。

玲美愛 「まず海!」

真優 「行きたい」

美優 「私も」

雅也 「定番だな」

玲美愛 「次!」

賢太郎 「まだ決まってない」

玲美愛 「夏祭り!」

真優 「いいね」

美優 「浴衣着たい」

玲美愛 「それだ!」

将規 「盛り上がるな」

玲美愛 「さらに!」

雅也 「まだあるのか」

玲美愛 「花火大会!」

賢太郎 「夏全部入りだな」

真優 「楽しそう」

美優 「楽しそう」

将規も少し笑った。

その時だった。

教室のドアが開く。

コンコン。

朝倉先生 「失礼します」

その後ろに誰かいる。

長身の青年だった。

玲美愛 「誰?」

雅也 「見たことないな」

真優 「……?」

美優 「……?」

青年は教室を見渡した。

そして。

真優と美優を見て笑った。

青年 「久しぶり」

真優 「え?」

美優 「まさか……」

玲美愛 「知り合い?」

青年 「まあな」

朝倉先生 「紹介する」

教室が静かになる。

朝倉先生 「今日から教育実習に来る」

玲美愛 「先生!?」

青年 「よろしく」

朝倉先生 「名前は――」

青年 「神崎 翼です」

教室がざわつく。

玲美愛 「若い!」

雅也 「確かに」

賢太郎 「大学生くらいか」

翼 「その通り」

真優は驚いていた。

真優 「翼兄ちゃん……」

美優 「本当に?」

玲美愛 「兄ちゃん!?」

将規 「兄?」

翼は笑う。

翼 「雷斗の幼なじみだ」

真優 「あ!」

美優 「思い出した」

翼 「小さい頃、一緒によく遊んだだろ」

真優 「そうだった!」

玲美愛 「世間狭い!」

朝倉先生 「お前が驚くことじゃない」

また笑いが起きる。

放課後。

教育実習初日を終えた翼は廊下を歩いていた。

そこへ。

将規が通りかかる。

翼 「将規だよな」

将規 「はい」

翼 「雷斗から話は聞いてる」

将規 「え?」

翼 「真優と美優と仲良くしてるって」

将規 「それだけです」

翼 「そうか?」

意味深な笑み。

将規 「……」

翼 「まあ安心しろ」

将規 「何をですか」

翼 「そのうち分かる」

将規 「雷斗さんと同じこと言いますね」

翼 「幼なじみだからな」

二人は少し笑った。

その頃。

教室では。

玲美愛 「イケメン先生!」

雅也 「静かにしろ」

賢太郎 「聞こえる」

真優 「昔と変わってなかった」

美優 「懐かしい」

玲美愛 「青春イベントの予感!」

雅也 「絶対違う」

賢太郎 「断言できる」

窓の外では夕日が輝いていた。

夏休みまであと少し。

海。

祭り。

花火。

そして教育実習生の翼。

今年の夏は、いつも以上に賑やかになりそうだった。

第37話 完

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