何時から二人は仲良くなったの?
グランディオとラクリウスの二人に挟まれメルナセリアは気まずく思っていたが……。
翌日――……私は町の商店街を歩いていた。
右にはグラン……左がラクリウス。気まずく思い俯き私は二人に挟まれるように歩いている。
どうしてラクリウスまで来てるのよ。
先程、宿屋を出ると外でグランとラクリウスがいた。
グランの話では一週間分の食材をラクリウスが使ってしまったらしい。
そのため食材の買い出しをする。勿論ラクリウスが代金を支払うとのこと。
ハアー……グランと二人っきりでと思っていましたのに。
「町での買い物かぁ……幼少の頃に母と来た以来だ」
「暫く町を歩いたことがないのか?」
「そうだなぁ……約十、十一年ぐらいか」
そういえば町を歩いたのって……ラクリウスの屋敷を出てからグランと歩いた、あの時が初めてでしたわ。
「どうやって何時も買い物をしてるんだ?」
「ある程度のことは従者たちがやってくれるからな。それに商人たちが屋敷に来てくれる。だから町に行かずに済む」
「いいご身分だ。その様子じゃ苦労して稼いだことないだろ?」
そういえば今日はギルドに行く予定じゃなかったかしら。
「稼ぐ……確かに苦労してはないかもしれない」
「じゃあ少しは平民の苦労を知るいい機会なんじゃないのか?」
「ほう……平民のように働いてみろってことか。それは面白そうだ」
嫌な予感しかしませんわ。まさか冒険者になるなんて言いませんよね?
「働けとは言っていない。だが働きたいって言うなら冒険者なんてどうだ!」
ちょっと待って!? なんでグラン……勧めるのよ(泣
それになぜか……意気投合しているようにみえますわ。
「冒険者かぁ……それもいい。早速登録しようと思うが」
「まっ!!――……」
「ああ、いいぜ。どの道……昨日の報酬をもらいにギルドに行くつもりだったからな」
なんなの? なるで私の入る隙がないわ。
「メルナも報酬もらわないとな」
「そ、そうね……ギルドにいかないと…………」
そう言い私は無理に笑顔を作った。
もしかして……これからもラクリウスと一緒に行動するなんてことないわよね?
「冒険者だと……商業ギルドの方じゃないな。まあ、あそこはいい噂を聞かないから行かない方が身のためだ」
「何か知ってるのか?」
「黒い噂を……度々聞く」
えっ!? そんな噂なんて私は聞いたことないわ。
「貴族内でも……か」
「グラン……もかっていうことは何か知っているのか?」
「それは……ここでは言えないことだ。何処か、ひと気のない所であとで話す。それに聞きたいこともあるしな」
二人共……何時から、こんなに話すようになったの?
「ああ、それでいい」
困惑でしかないわ。それに二人の言っていることが理解できないのよね。
「じゃあ先ずは冒険者ギルドに行くぞ」
「楽しみだ!」
「……」
その後も私は二人の話を無言のまま聞いていた。
読んで頂きありがとうございます(*^ω^*)
『不思議ですわ』…byメルナセリア
『どうしたんだ?』…byグランディオ
『眠気がして……今までこんなことなかったわ』…byメルナセリア
『思いっきり魔法使ったせいじゃないのか?』…byグランディオ
『あー……そうでしたわ。忘れていました』…byメルナセリア
という事で次話もよろしくお願いします(^^)/




