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81.2022年1月 ベンチャー投資

藤原秋風(ふじわらあきかぜ) 28才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を経て独立。

新年お祝いモードを終えた頃、加藤洋子が社長の席に近づいてきた。

株式会社秋風では役員室はない。秘書もいない。

忙しくなり、社外向けにも秘書をつけて欲しいと、専務である千尋からも言われていたが、自分でコントロールできないスケジュールにしたくない事と全員がスケジュールを共有しているので必要ない。壁についても、全員の意思疎通が重要で、壁を作る必要はないと考えている。


加藤が話しかけた。

「AI検索記事の中で、ベンチャー企業の記事を見られましたか?」


「ああ、風力発電の会社だよね」

「台風にも強い発電技術です。当社のタンカーは水素エンジンなんですよね?」

「そうだけど、どんな関連があるの?」


「風力発電は蓄電が大事なんですが、蓄電以上に作成した電力は無駄になるんです。送電によるロスを考えると、作成した場所で有効活用できるのがいいのです」


「海水の電気分解で水素作成?」

理科の実験を思い出す。

「はい。効率がいいかなと」

「化学式覚えてる?」

「H2Oですよね?」

「海水じゃない真水はね。海水の主成分は?」

「水以外は塩ですかね?」

「塩を電気分解すると?」

「NaClでしたっけ?だから、ナトリウムと塩素に分かれる」

「そう、厳密には苛性ソーダと塩素ガスが発生するので、危険物だらけになるから、現実的ではない」


「どのくらい危険なんですか?」


「塩素は猛毒だし、苛性ソーダは危険物。混ぜるな危険の全てが揃うイメージかな。塩素ガスは毒マスクが必要なレベルだし。海水を電気で蒸留した真水を電気分解するのが効率的かもね。水に戻さずに蒸気のまま電気分解する方が効率的かも。専門家の意見を聞いてみよう」


「真水から水素と酸素をまとめて作って貯蔵して、必要な時に発電して電気に戻せば効率的ですよね?」

「水素を貯蔵すればタンカーの燃料にもなるような気もするしね。デンツーと石谷産業に聞いてみよう。資本提携してもいいしね」

既に投資している企業でもあるので話しやすい。

風力発電、水素、酸素生成の良い循環ができそうなワクワク感が二人に発生していた。


全資産は投資に回らないのでとりあえず外出前に、100億ドル分の資金を金へのシフトを行った。

182トン分である。

現物への切り替えもできるが、口座上の購入である。


加藤洋子と風力発電機会社とガス会社へ訪問し、具体的な建設構想に入る事となった。候補地は沖縄、高知、北海道である。

 個人資産      14万ドル

 日本秋風預金    150億円

 日本秋風資産    161億円

 運用増加資金    3610億円(AI運用による。経費等未控除)

 日本運用資金    200億ドル(約2兆2千億円)

 ハワイ秋風    60万ドル

 ドバイ秋風  70,000万ドル

 ドバイ秋風(運用) 22億ドル

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