79.2021年11月 積極投資
藤原秋風 28才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後、司法修習を経て独立。
豊本千尋 21才 弁護士事務所にアシスタントとして入社。退職後秋風と会社を設立。
1ヶ月の船旅が終わり、横浜港に到着した船。
「久しぶりの日本ね」二人はタクシーに乗り込み家に向かう。
一旦家に帰り、車で会社へ向かった。
「1月間でしたが、1年程休んだ感じがしますね」
「それは、ゆっくりできたとい事で良いのかな」
「そうですね。充実した休みでした。仕事はリモートで出来ていたので、仕事の復帰には時間かかることはないと思います」
そんな事を言いながら会社に入ると、皆が拍手して迎えてくれた。
席につきながら、皆に手をふる2人。
投資部門によるミーティングが行われた。
「休みをいただき、ありがとうございました。AI分析による不動産投資に関する記事を毎日確認していましたが、想定以上に不動産市況が悪いと言う事でありまして、損が出ていない今のうちに一旦売却して様子を見ようと思っております」
会議システムの投票で、全員が賛成をしてくれた。
「コロナ禍の不動産業界でも、リノベーション専門の法人は業況が良いので、投資対象として提案します」
AIスコアも高く、皆が賛成し、反対がゼロであった。
加藤洋子が個別に相談したいと言う事で、秋風と千尋との3人の打ち合わせをした。
「お忙しい所すみません。実はAIによる投資の実験をしています。実際の投資ではなくテストで行って、指標は実際のデーターを使いました」
「良いですね」理解する2人、続ける加藤。
「AIモデルのうち2つのモデルが1月単位での収益が良いので実践導入を検討いただけないかと、レポートをお送りしましたので、ご検討願います」
「わかった。ありがとう、確認して明日再度打ち合わせをしよう」
夕方、緊急の取締役会をネット会議で行った。
参加は、代表取締役 藤原秋風
専務取締役 豊本千尋
取締役人事部長 井之頭太郎
取締役管理部長 北川隆
監査役 安藤保奈美税理士
5人である。
「お忙しい中、緊急の会議に応諾いただきありがとうございます。資料はメールをお送りした通りですが、AIによる1月単位の投資を行う事で決議を取りたいと思います」
「非常に有効な手段と思いますが、レポートにあった調査方法は、ネット上で検索できるもの?」
北川管理部長である。
「はい。IPアドレスの調査もネット上で検索サイトがありますので確認出来ます。特にこの2つのモデルは、情報の裏を徹底的に調査をする所です。恣意的な情報排除を行うところと、恣意的情報を逆手に行動します。片方は恣意的情報が嘘なのか本当なのかをモデル化する所が良くできています」
「素晴らしいと思います」全員の応諾で結論が出た。
翌日、投資部門ミーティングにて秋風が発表した。
「加藤さんの提案で、AIによる短期投資を行う事にしました。テストによっては長期を今後検討します。1000億の投資を3モデル投入します」
「2モデルではないのですか?」加藤が確認した。
「ええ、加藤さんの2モデルと、人間による検証モデルです。攻撃的なモデルに人間干渉する事でより確からしさを上げたいと思っております。上場企業以外の情報も取り込むので皆さん忙しくなるので宜しくお願いします」
非上場の場合はどうしても人間介さないと進まないのである。
全員の感想は「すごい楽しみです」であった。
個人資産 14万ドル
日本秋風預金 150億円
日本秋風資産 161億円
日本運用資金 200億ドル(約2兆2千億円)
ハワイ秋風 60万ドル
ドバイ秋風 70,000万ドル
ドバイ秋風(運用) 22億ドル
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