50.2019年12月(コロナ)
藤原秋風 25才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後本業と副業で多忙中
景山由香 秋風の親友、景山智輝夫人。京浜島の工場責任者。
2019年12月
いよいよ12月が来てしまった。
コロナの原因は不明とされていたが、環境汚染が原因と考えていた秋風は環境団体への寄付による間接的な改善を図ったがどうなるのか。効果はあるのだろうか。
計画通りなのは京浜島の生産だけのようである。
景山由香から連絡があった。
「お疲れ様です。予定通り倉庫のストックがいっぱいになりました。約1万ケース。
すごい量ですよ、是非見に来てください。圧巻ですよ。」
一箱1,000円のマスクなので、100個入り1万ケースで10億円分である。
「ありがとう。工場と倉庫の人たちは、無料でマスクそを使ってもらってね。」
「わかりました。ありがとうございます。」
毎日、中国の新聞を見ているが、特段の動きはない。
中国NPOからも、日々の日報を送ってもらっているが変化はない。
秋風が環境改善に手を加えたのが功を奏したのか?と期待する。
年の瀬が近づいてきたころ、中国から新種のインフルエンザのニュースが入ってきた。
場所は武漢周辺で、タミフルの効きが悪く、治療に難航しており、熱の下がりが遅いという話であった。
中国NPOへは、なるべく隔離をするようにとのアドバイスを入れておいた。
2020年1月
新しいウィルスはコロナウィルCOVID19と言われた。
飛沫感染されやすく感染後の高熱、肺炎の発症が高く、合併症も起こりやすい。
世界規模のバンデミックの始まりであった。
2020年2月
景山由香から秋風への連絡である。
「秋風さん、取引先からマスクの仕入れを限度なしで依頼されているの」
「生産のペースを上げて、在庫は限度なく依頼分は出荷して」
「わかりました」
感染が治れば日本国内だけでのマスクが足りなくなるのはわかっていた。
特にオータムウィンドマスクはN95マスクなのに卸値で1000円なので文字通り飛ぶように売れた。秋風の供給で1箱1万円のような狂った価格は起きないであろう。
インターネットの業者用サイトも新規登録者は個数制限をつけ始めた。
投機的な買いが入ってくるようになった。
売れればいいわけではない。
一度倉庫に見に行った方が良さそうだと、京浜島に向かった。
景山由香と待ち合わせし、倉庫に入る。
満杯であったと聞いていた倉庫。
「報告は受けていたけど、想像以上に減ったわね」
天井まで続く山がまだいくつもあるが。
「今の販売確定分で在庫残はどの程度?」
「昨日で在庫分は売り切れしました」
「すまんが、一旦、在庫売り切れで止めよう」
「わかりました」工場長が部下へ指示して販売停止を伝えた。
景山由香と藤原秋風だけになった。
「由香さん、病院からの注文だけを選別できますか?」
「はい、病院専用の商社がお客様の一つにあります」
「そこだけの注文だけを受けてください。病院への供給は止めるわけにはいかないので」
「直接私を通して、個別対応します」
「宜しくお願いします」
秋風想定していた以上に評価を受けてしまい人気が出てしまったようであった。
手元現金 94万ドル
日本秋風 41億円
(運用利益) 315億円
ハワイ秋風 60万ドル
ドバイ秋風 70,000万ドル
ドバイ秋風 (ビットコイン)285,084万ドル




