49.2019年10月③(上海)
藤原秋風 25才 2011年高校三年生に転生し、大学卒業、四菱商事へ入社後本業と副業で多忙中
井之頭太郎 秋風の新入社員時代にオリエンテーションでハワイ精製所所長だった。今は上海四菱部長
「わかりました。ビットコインの口座を作っていただけますか?」
メールアドレスの紙を渡す秋風
一人がパソコンに向かう。
秋風の携帯からメールの着信音が聞こえた。
秋風が携帯をいじり、暫くするとNPOのパソコンからメールが来た。
「ありがとうございます。送金は確認できましたが、トランザクションが終わるまで時間かかるので、確認させていただきます。こんなに多くのコインを有効活用させていただきます。今日は本当に寄付までありがとうございます」金さんが訳してくれた。
「ビットコインはいくら入ってきたんですか?」Npoの団体職員の一人が興味本位で聞いてきた。
「寄付を頂いたのは1万ビットコインです」代表が答えた。
「すごいありがとうございます。他の職員を代表しお礼を申し上げます」
「それではそろそろ失礼します。是非、揚子江の生態系に影響しないように環境をととのえてください」
秋風は最後にそう残し、立ち去っていく。
帰りに井之頭部長が確認した。
「あんな大金大丈夫か?」
「ええ、祖母の遺産なので大丈夫です」元は祖母の遺産なので嘘ではない。
井之頭部長と上海の夜の屋台に連れて行ってもらった。
「活気がありますね」
「ああ、上海が活気なかったら、中国全土が停滞している目安になるだろうね」
この後のバンデミックを誰も想像は出来ないだろう。
屋台に置かれたベンチでそれぞれ思い思いの料理を食べている人が密接している姿を見ると、懐かしい感じさえする気がする秋風である。
「気になる食べ物はあるかい?」
「上海と言えばやはり上海ガニですかね」
「上海ガニは丁度いい季節なんだよ」
「嬉しいですね」
井之頭部長が連れて行ってくれた屋台で注文された料理を待つ秋風。
周辺をキョロキョロ見ている。
出された2つの料理を受け取る2人。中国語でやりとりする部長。
「中国語を喋られるって、凄いですよね」
「いやいや、簡単な数字だけだから」
中国語に関しては全く分からない秋風は少し勉強しようと思うのであった。
手渡された上海ガニの煮込みである。
「美味しいです」簡単な煮込みであるが、濃厚なカニの旨味が押し寄せる。
「この季節がやはり身が引き締まって美味いよな」
この屋台にまた来ることは出来るのだろうかと食べながら周辺をじっくり見て心に焼き付けるのであった。
手元現金 94万ドル
日本秋風 31億円
(運用利益) 315億円
ハワイ秋風 60万ドル
ドバイ秋風 70,000万ドル
ドバイ秋風 (ビットコイン)378,202万ドル
文中、変換ミスが多く修正しました。校正悪く、すみません。




