二十二日目 2025.10.25
『源氏物語』と友達になる。二十二日目 2025.10.25
少しのインターバルをおいて、また源氏を読み始める。
少し? 記録によると二ヶ月は沈黙していた。
さすがに試験対策期間中に、『源氏』を読むのははばかられた。
公務員試験がひと段落し、かなり楽になった。
ちまちま書いていた小説を「群像」に応募。
そろそろ仕事も忙しくなってくる。
今日は土曜日。友達と勉強会。
帚木が始まる。
***
なんで言辞を読んでいるのかについては、もしかしたらすでに言及しているかもしれない。
でも改めて感じているのは、僕は小説を読むのが苦手で、心情に寄り添うのがなかなか難しいところがある。
論理や思想をこねくり回すのと、小説を読むのは少し違う。
精神的に成熟していないから、何を言っているのかわからないのかもしれない。
でも? だからこそ? 僕は『源氏』を読む。
古典としてではなく、一つの雅な小説として。
小説嫌いというか、苦手を、なんとかして克服しようとする試みなのだ! (のだ!)
【新出単語とか】
・ことことし……大袈裟だ
・言い消つ……非難する、言いかけてやめる
・かろびたる……軽薄である
・隠ろへごと……秘密
・言いさがなし……口うるさく言う
・まめだつ……真面目に振る舞う
・なよびかなり……人柄が上品、優しい
・絶え絶え……途切れ途切れ、頼りない
・さしも……それほどにも
・あだめく……浮気っぽく振る舞う
・目馴れたり……珍しくなくなる
・うちつけなり……軽率な
・本上……本性の当て字
・引き違ふ……反する、期待を裏切る
・心づくしなり……気を揉む
・あやにくなり……都合が悪い、意地が悪い
・さるまじ……そうであるべきではない、そうであるはずがない
・御よそひ……装束
・なにくれと……あれこれ
【今回読んだ範囲】
長雨の中、宮廷の物忌
始め「光源氏名のみことことしう、……」
終わり「……ただこの御宿直所に宮仕へを勤め給ふ。」
【考えたこと】
かなり単語帳に載っていない単語が多くて、なんかプロっぽくなってきたな? と、思い上がりも甚だしい。
源氏の今後の動き、色好みを説明する準備の段階。
将棋でもそうだけど、最初から盤面を制圧できるわけじゃない。徐々に徐々に積み上げていって勝利を勝ち取る。
小説もそう。最初から結論を持っていくわけじゃない。準備して、物語の基礎を積み上げていく。
そんな中でも、説明に終始せず、文学であることを保つのは、実は内容というより文体の働きによるものなのかもしれない。
それは例えば同じことでも、言う人が違うことで受ける印象が違うのに似ている。




