第三次世界大戦②
香が警視庁の地下にあるサイバーテロ対策本部に着くと、50人ほどの人が黙々とパソコンで処理をしていた。
『香さん!』
男が走って駆け寄ってきた。
『信次くんどう?』
香が直ぐに質問した。
『すいませんダメです、次々ハッキングされています、場所も特定できていません、プログラムも次々に変えてきて手に終えない状態です。』
信次が泣きそうだった。
『じゃあこれから私が指揮を取るわ、右手にスパコン『聖母被昇天』を、左手にスパコン『受胎告知』を配置して頂戴。それから、各国のサイバーテロ対策本部と電話を繋いでおいてちょうだい。じぁあ始めるわ!』
そう言うと香は両手でカタカタとパソコンを裁きだした。
右手の画面も左手の画面もすごい勢いで処理されているのが分かる。
次に香は色んな言語で各国の本部に細かな指示を出し始めた。
『彼女はテロ対策本部のショパンと呼ばれているよ。』
若い男が智子に話しかけてきた。
『あなたは?』
智子が唯一暇そうにしている男に、不思議そうに聞いた。
『真人です。』
男が挨拶した。
(こいつが第三次世界大戦の引き金!)
智子は顔をしっかり覚えておこうと思った。
『大臣!大臣!』
香が急に大臣を呼んだ。
総理が急いで駆け寄り
『香様?えーと、どの大臣でしょう?みんな取り敢えず来ていますけど?』
総理が申し訳無さそうに聞いた。
『どの大臣でもいいわ!私の胸の内ポケットにあるダークマターカードを取って頂戴!』
香がすごい勢いでスパコンを操作している。
『失礼します。』
総理は香の胸の内ポケットに手を突っ込んだ。
『す、凄いよ防衛庁長官!』
総理が叫んだ。
総理は胸がでかくてカードが中々取れないため、少し内側をまさぐっていた。
『と、とれた!』
総理がはしゃいでいた。
『総理、それを近くの防犯カメラに写し出して!
ノルウェーのスパコン2台とカリフォルニアのプログラミングの会社を数社買い取るわ!』
香は直ぐに英語でノルウェーとカリフォルニアに電話をし始めた。
『私が手を下すまでもないプログラミングは、他の所に任せるわ。』
香は怒濤の勢いで攻めている。
その横で総理大臣が、
『外務大臣!外務大臣!凄いよ、香ちゃんのおっぱい!』
そう言って外務大臣に近づいた。
『何カップ位ありましたか?』
外務大臣が総理に尋ねた。
『Gカップはあったよ~。』
総理が嬉しそうだった。
『まさに国民栄誉賞ものですな!』
二人は高笑いし出した。
(世界大戦が起きそうな時にこの二人は!)
智子は呆れて物も言えなかった。




