表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【TS】アホな幼馴染と異世界転生。俺は、錬金術を極める!  作者: 真弓りの


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/75

【ゆず視点】なんだよ、陸だって……

陸にさんざん脅されて怖くなったオレは、いたたまれなくなって家を飛び出した。



「このままだとリストに惚れられて、結婚までまっしぐらだ」


「もしくは男達を侍らせてラブラブ空間満喫の、逆ハーレムを堪能出来るかも知れない」



ついさっき聞いたばっかりの、縁起でもない陸の言葉が頭の中をぐるぐると駆け回る。これがそんな怖いゲームの世界だなんて知らなかった。


いっくらあいつらがイイヤツだっていったって、さすがに結婚とか言われてもムリだ。最初っから教えてくれてれば、オレだってもうちょっと気をつけたってのに。


ちきしょう、どうすりゃいいんだ。


いやいや落ち着けオレ、きっと大丈夫だ。陸が「あとは俺がなんとかする」って言ってたし。


陸が頑張って説明してくれたことはなんか難しくってよくわかんなかったけど、とりあえずは陸の言う通りに届け物して、あとは採取に行くときに男は連れてかなきゃいいんだろ?


で、今日はとにかく、ミリーとニナにこれを届けりゃいいんだよな? よっしゃ。



「こんにちはー!」



まずは確実にニナがいるだろう教会に飛び込む。そして、目の前の光景に絶句した。



「まあ、いらっしゃい~」


「あら、ゆずちゃん久しぶり!」


「どうしたの、そんなに息せき切って」



あれ? なんでこんなに集まってんの? お、女ばっかり……。え、ルーフェルミにミランダに、ニナ? キャッシュにミリーまでいるし。



「ちょうど良かったよー、今女子会中だったの!」



ミリーがおいで、おいでと呼んでくれて、あっという間に女性陣の輪の中に入れられてしまう。



「ゆずさんも呼ぼうかって、言っていたところだったんですよ」


「そうだよ、リクとのことも聞きたいしっ」



さすがシスター、慈愛に満ちた優しい笑顔のニナはまだいいとして、なんだよミリー……リクとのこと聞きたいって。話すことなんか別にないんだけど。


だいたいニナとミリーに至ってはこれまで会ったことすら少なくて、まだ話すのとか緊張しちゃうんだよな。だってさっき見た時、たしか好感度10ちょっとだったし。


ただ、既に目の前にはティーカップが置かれ、全員の目がオレに向いている。


今まで様々な輩をぶっ飛ばし、力で窮地を切り抜けてきたオレだが、これはムリだ。敵前逃亡もできない完全な窮地だ。


結局その日は、日が暮れるまでみんなに根掘り葉掘り聞かれて、オレはぐったりしたまま家に帰った。


なんだってみんな、あんなに元気なんだよ……それにしても陸って意外と人気あるんだな、みんなそうとう興味津々な感じだったけど。


すっごく疲れてるのになんでだか眠れなくて、なんとなく陸のステータスを見てみる。


【好感度】

リスト:53

ディーノ:48

アデラール:56

ラツィオ:52

プラグ:43


ミランダ:55

キャッシュ:67

ルーフェルミ:50

ミリー:54

ニナ:52



「……」


なんだよ、陸だってキャッシュだけ好感度高いし!


「俺は全員、好感度をほどほどに保ってる」とか言っといて。そうだよな、陸はもともとキャッシュが好きなんだもんな。


なんでかムシャクシャして、オレは寝ている陸の鼻を思いっきりつねってやった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ