いざや征かん──冒険者ギルド
冒険者ギルドをテイマーギルドと書きまくっていたミスを修正。眠気と戦いながらの執筆はアカンな…
もう一つの世界を開拓せよ、というのが完全スキル制フルダイブVRMMO『Fantasica Frontier』のウリであり、純然たる事実だ。βテストプレイヤー曰く、
「マジで異世界で生活している気分」
「作り込みのレベルが狂気」
「本当にゲームか?」
と。初期スポーン地点かつリスポーン地点でもあるはじまりの街の中央広場でぐるりと首を巡らす。
いわゆる中世ファンタジーな石造りの建築物がズラリと並んでおり、道行く人々も鎧を身に纏う者、身の丈以上の大剣を持つ者、額から角が生えた3m近い巨体の男─鬼人種だろうか─などが往来している。
広場の隅の方の壁まで行き、軽く撫でてみれば渇いてこびりついた土がポロポロとこぼれ落ちる。摘まみあげて指に力を込めてみれば、あっけなくその結合を解いて崩壊していく。深呼吸してみれば埃臭い空気が肺腑を巡る感覚までする。
期待通りだ。実に素晴らしい。
広場の隅でジッと踞っていたせいか、NPCらしき果物屋のおばちゃんからは不審な目を向けられている。
愛想笑いをおばちゃんに返しつつ広場を出て冒険者ギルドへと向かう。
さて、それでは目的地に到着するまでこのゲームの概要を再度確認しようか。
『Fantasica Frontier』とは剣と魔法のファンタジー世界である。以上。
…………いや待ってくれ、説明が面倒くさいとかじゃあない。本当にそうなんだ……というか、そうとしか言えないんだ。
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名前:ゼントー
種族:ヒト種
職業:テイマー
スキル:テイムLv1
武器:革の鞭
頭:旅人のバンダナ
腕:旅人の手袋
胴:旅人のローブ
脚:旅人のレギンス
アクセサリー:
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この簡素なステータス欄を見ての通り、このゲームにHPやSTR等といったステータスは存在しない。
初期装備である旅人シリーズ防具と革の鞭(戦士は鉄の剣や胸当てに、魔法使いは木の杖に変わる)は一律の性能になっているが、その他全ての装備に耐久力や攻撃力が個別に設定されている。
─まぁ、平たく言えば同じ武器でも性能が同じとは限らないということだ。
次に種族。
ヒト種:バランス型
エルフ種:魔法型
鬼人種:物理型
獣人種:スピード型
公式サイトを噛み砕くとこんなもんだ。何せステータスが表記されてないから細かいことは分からん。
そして職業は大きく分けて『戦士』『魔法使い』『弓使い』『召喚士』『テイマー』の5つ。
職業は後のスキルに関係してくる。
最後はスキル。
このゲームでは行動を繰り返すことによってスキルが身に付くシステムが採用されている。時間はかかるが例え魔法使いであろうと素振りを繰り返していれば剣術スキルを獲得することが出来る。
とはいえ社ち……ゴホン。企業戦士には時間が無かろう。…という救済措置か、高額ではあるがスキルスクロールを使用することでスキルを身につける事も可能となっている。
─と、こんなところで冒険者ギルドに到着だ。
頭に浮かんだ文章を繋ぎ合わせて出力するという作業がここまで難しいとは




