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少女まんが「占い」項 4
日本。
パジャマに着装して、洗面室で花の香りで歯磨きした。用意万全。満足して部屋に歩く。
「あら、今日は早いのね?」
ママの問いかけに、殊勝に答える。「プールで疲れちゃったの」
「ゆっくりお休み」
「は~い……」
ベッドの上で、結衣はさっそく少女まんがを起動させる。「占い」のページを開いた。
とたん、イメージが浮き上がり、解説が流れ始める。音声モデルはマリだ。
『天使族の貴女は策略家! 搦め手で、必ず欲しいものを手に入れる! だけどご用心! 百年の愛も、一秒の恋に破れることもある! ときには、捨て身で当たってみるのも一つの手よ!!!』
顔がほころんだ。「わあ……」胸がワクワクする。
高い所が大好きな人たちを天使族という。
反対に海の底が好きなのが人魚族。
地中がお気に入りはヨミ族で。
高い所も深い所もダメなのが地表の人間族だ。
ところで――?
「マリお姉ちゃんの血液型って、なんだっけ……」
結衣はコロンと、ベッドに横になった。




