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夢レンタル44

夢レンタル44




ダブルデートまであと3日。


じーさんはオアシスに足を運んだ。店の前でバングルをはめ、店内に入ると真っ先に

レジカウンターに行き、わざと英語で訳のわからんことを言う。

するとバイト店員がはるかに電話をかける。英語を話せるのははるかだけなので

英語圏の客が来るとすぐに呼び出されるのである。

はるかはその度に飛んでくる。次のバイト募集は「英語を話せる人」にしよう!


今回もいつものように飛んできた。するとそこにいるのはギルだった。

はるかはホッとしてじーさんに近寄った。


「もう、電話してくれたらいいのに~」と笑顔で言う。


「ビックリさせようと思ってさ!」とじーさんも笑顔で答える。


ギル

「今日、はるかの部屋に行っていいかい?」


はるか

「もちろんいいわよ。でも寝る時は夢を見るけどいいかしら?」


ギル

「ああ、はるかの生活リズムをみだすつもりはないからいつも通り見て。」


はるか

「ギルは良い旦那になるわね、うふふ。」


ギル

「今日は何見るの?」


はるか

「じゃ~一緒に探しましょ!」



じーさん、やるじゃん! 作戦通り。




二人で選んだ映画は「スタンドバイユー」名作である。


バイト達の目があるから、ギルが借りることに。


会計を済ませ店を出ると、後からはるかが鍵を持って追いかけて来た。

そっとギルに部屋の鍵を渡し、何事もないように店に帰って行った。


じーさんは、買い物をしてからはるかの部屋に向かうことにした。

夕食を作ってはるかの帰りを待つつもりだ。



はるかは急な彼氏の訪問に興奮し、ウキウキ気分で仕事に励んだ。


5時の時報と同時に会社を出て部屋に急いだ。

駅のホームで電車を待っていると、いつもの激しい頭痛がはるかを襲った。


頭を抱えしゃがみ込んだはるかは、負けるものか!と必死に立ち上がり

周りの目を気にしながら電車に乗る。


「この頭痛、いつまで続くのかしら・・・」と不安になった。

一度病院に行って精密検査をしたが結果は原因不明。

医者もこんなケースは初めてとの事だったのだ。




ギルには心配かけまいと、

隠してはいるが限界に近いとこまできている。

女は痛みに強いといってもやはり限度がある。大丈夫なのかはるかっ!



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