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異世界でもプログラマは不足していた  作者: ベル
第一章 図書管理システム
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Step9. On-the-Job Training

 On-the-Job Training略してOJT

 この言葉を皆様は、ご存知だろうか。


 育成手段の1つで、実務を通じて仕事を教える手法だ。

 先輩社員が指導者となり、教えてくれるというのが一般的だ。


 だが、しかし――


 プログラマに限って言えば、幻想(まぼろし〜)だ。

 まともに機能してる会社は少ない。


 多くの場合OJTと言えば、現場投入かつ丸投げを意味する。

 戦士(ソルジャー)となり、逝ってこいというメッセージだ。

 (道具)を渡すから適当に頑張っ(サバイバルし)てね。という具合だ。


 OJTは、戦時中の人手不足を解消するために考えられた手法で、その歴史からして無茶ぶりだと思う。

 世の中に即・戦・力と認知されても、おかしくない。


 なぜこんな話をするかと言えば、OJTを指示されたのだ。勿論請ける側として。


 オセ……じゃなかったリバーシ(ランスロット)を、ジン先輩に報告(自慢)したら、プロジェクトマネージャーのポールさんに話が行って、すぐに決まった。


 期待された分の仕事をしたかったので良いのだが、楽しみ半分、怖さ半分だ。


 開発に慣れていても初めての内容は、本当に出来るのか、という不安と責任を伴うため緊張する。


 指導者は、いつもの如くジン先輩だ。

 オーラを感じる限り、プログラマとしては、間違いなく尊敬できる優秀な先輩だが、指導力があるかと言えば分からない。


 先輩と言えど、教えることを専門にしていないので、指導に不慣れなことが多い。


 ここまでは、本しか読んで来なかったので、ジン先輩については未知数だ。


 また指導者のモチベーションが、上がりにくい事がある。

 それは後輩指導の成果を、会社が正しく評価(給料に反映)出来ていない場合だ。

 指導力や育成された側の成長度合いを、計測(数値化)するのが難しいので、仕方ない側面もある。


 優れた上司に当たった時に、主観で評価をしてくれるのがいいとこだろう。

 プログラマ自身が、きちんと成果をアピールするのも仕事のうちだと考えるが、苦手な人も多い。


 とはいえ、自分がこんな事を心配する必要はない。

 ジン先輩に付いて行くだけだ。


 話が脱線してしまったが、仕事の話に戻ろう。

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