Step9. On-the-Job Training
On-the-Job Training略してOJT
この言葉を皆様は、ご存知だろうか。
育成手段の1つで、実務を通じて仕事を教える手法だ。
先輩社員が指導者となり、教えてくれるというのが一般的だ。
だが、しかし――
プログラマに限って言えば、幻想だ。
まともに機能してる会社は少ない。
多くの場合OJTと言えば、現場投入かつ丸投げを意味する。
戦士となり、逝ってこいというメッセージだ。
銃を渡すから適当に頑張ってね。という具合だ。
OJTは、戦時中の人手不足を解消するために考えられた手法で、その歴史からして無茶ぶりだと思う。
世の中に即・戦・力と認知されても、おかしくない。
なぜこんな話をするかと言えば、OJTを指示されたのだ。勿論請ける側として。
オセ……じゃなかったリバーシを、ジン先輩に報告したら、プロジェクトマネージャーのポールさんに話が行って、すぐに決まった。
期待された分の仕事をしたかったので良いのだが、楽しみ半分、怖さ半分だ。
開発に慣れていても初めての内容は、本当に出来るのか、という不安と責任を伴うため緊張する。
指導者は、いつもの如くジン先輩だ。
オーラを感じる限り、プログラマとしては、間違いなく尊敬できる優秀な先輩だが、指導力があるかと言えば分からない。
先輩と言えど、教えることを専門にしていないので、指導に不慣れなことが多い。
ここまでは、本しか読んで来なかったので、ジン先輩については未知数だ。
また指導者のモチベーションが、上がりにくい事がある。
それは後輩指導の成果を、会社が正しく評価出来ていない場合だ。
指導力や育成された側の成長度合いを、計測するのが難しいので、仕方ない側面もある。
優れた上司に当たった時に、主観で評価をしてくれるのがいいとこだろう。
プログラマ自身が、きちんと成果をアピールするのも仕事のうちだと考えるが、苦手な人も多い。
とはいえ、自分がこんな事を心配する必要はない。
ジン先輩に付いて行くだけだ。
話が脱線してしまったが、仕事の話に戻ろう。




