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紅の館  作者: 白黒ブリキ
外れる記憶の鎖
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第二十五話 奇跡の花

時は現在に戻る。

すっと目を開き側で倒れるディルにゆっくりと歩み寄る。

青薔薇を見に纏う彼はルイーダスなのかそれとも…。

ディルの側に膝を着き指先だけ触れる。

するとルイーダスの腕に巻きつく青薔薇がディルに絡みつき傷から溢れる血を吸い成長していく。

青薔薇の花言葉は奇跡。

その名前の通りディルの傷はみるみるうちに回復し、意識を取り戻す。

「ルイー…ダス?」

「ああ。少し休んでろ」

出血のせいかディルの瞼が次第に重くなる。

ディルが眠ったのを確認してから双子に向き直る。

「待たせたな」

「ほんとだよ。待ちくたびれちゃったよ」

「それにしても、お兄さん、その力すごいね」

「さ、早く遊びましょ!」

子供らしい笑顔をルイーダスに向け鎌を振り上げる姿に狂気しか感じない。

今にも襲われそうな状況にもかかわらずルイーダスは顔色一つ変えずにたたずむ。

攻撃が当たる寸前に手を翳し薔薇を絡ませ壁を作る。

茨は傷一つ付くことなく攻撃を弾く。

一旦体制を整え、もう一度斬りかかるがビクともしない。

「チッ、何だよあの薔薇」

「全く傷が付かない」

動揺している双子を他所に、ルイーダスは地面に右手を付く。

「今度はこちらからだ」

地面に青色の魔方陣が浮かび、そこから一振りの剣を取り出す。

刀身は青白く光り、柄には薔薇が絡み付いている。

「子供を斬る趣味はないんだがな。親友を傷付けられて冷静でいられる程俺は大人じゃあないんだ」

疾風の如く駆け出し双子に襲いかかる。

そして二つの鮮血が舞った。



ーー…

投稿まさかの半年振りです!待ってくれている方々、土下座する勢いで感謝です

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