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あれから少しして、アイザックとノアナとカインの三人が屋敷に到着したところで私達は五人でレイン達の待つ庭へと歩みを向けた。
そして、庭に着いたところで自身の隣にいたノアナがレインと何やら会話をしているギノとラルクを見ながらこんなことを尋ねてきた。
「フォリナ、あの二人は一体……?」
心底不思議そうにギノとラルクを見比べながら首を傾けるノアナと、そんなノアナの言葉に「確かに……」と頷くアイザックとカイン。
私はそんな彼らに対して軽くではあるが二人の紹介を始めた。
「あのレインの右側にいるオレンジ色の髪の男の子がラルクで、その反対側でぼーっとしてる子がギノよ。二人は少し前からこの屋敷で私達の護衛をしてくれてるの。これから仲良くしてあげてちょうだいね」
途端にフェリナとレインが昔誘拐されそうになった時にギノが二人を助けてくれたのを思い出したのか「あぁ、あの時の!」と声を上げたアイザックと、突然のアイザックの大きな声と反応に肩を揺らすノアナとレイン。
私はキラキラとした瞳をギノに向けるアイザックに苦笑を浮かべながら、そんな彼の隣で困惑しているノアナとカインの二人に「前にちょっと色々あったの」と告げて、そのまま庭で話している三人へと声を掛ける。
「レイン!二人共、みんなが来たわよ!!」
同時に勢いよくこちらを振り返ったレインとラルクと、そんな二人とは違ってゆっくりとこちらへ顔を向けたギノ。
レインは私達を視界に入れるなり笑顔でぶんぶんとこちらへ手を振りながら「みんな久し振り~!早くこっちおいでよ!!」と言う。
そして、私達はそんなレインを見るなり笑顔で頷き合うとその場から彼らの前に向かい、ニコニコと笑うレインとラルクの二人に対して私は一人内心で『二人は仲良くなれたみたいね』と微笑みながらラルクとギノの二人に対して自己紹介をするようにと告げる。
そうすればニコニコと笑いながら自己紹介を始めるラルクと、そんなラルクとは異なり無表情で「……ギノです」と頭を下げるギノ。
と、その自己紹介を聞き終えるなりそれぞれ自己紹介をするレインを除くアイザックとノアナとカインの三人。
私はお互い握手を交わす彼らの姿に微笑ましさを感じながら、自己紹介が終わるなりギノに絡みに行ったアイザックに苦笑いを浮かべつつもギノはどのようにアイザックの相手をするのだろうかと二人の様子を伺う。
しかし、二人の様子を見始めて暫くした所で唐突に私の両脇にノアナとフェリナがやって来たかと思うと二人は私の腕にそれぞれの腕を絡めながら笑顔でこう言ってきた。
「じゃあ、私達は向こうでお茶でもしながら話そっか!」
「女子会ですね!」
ニコニコと本気で嬉しそうに私を庭の中央にあるテーブルへ連れて行こうとする二人と、そんな二人に引き摺られる私と目が合ったにも関わらずそっと私から目を逸らしたラルク。
私は鼻歌を歌わんばかりのフェリナとノアナに内心で『……まあいいか』と呟くと、そのまま二人に言われるがままに椅子に腰を下ろした。
この小説以外にもこんなものを書いていたりします。
【転生令嬢の前世は竜王の花嫁】https://ncode.syosetu.com/n0914fe/




